子宮頚部円錐切除 手術とその後

2023年7月に中度異形成で円錐切除手術を受けました。
術前不安で、ブログやリアルな予後を読み漁っていたので、私も誰かの助けになればと記録します。


●経緯

2013年頃に人間ドッグで初めて軽度異形成と診断。だんだん軽度異形成→中度異形成になり、この1~2年で中度異形成→高度異形成が出るようになって順調に進んでしまったので、2022年末に先生から手術を勧められました。来月にでもってことでしたが、この10年の経過を見ているので手術しない方法もあったし、自分でも即進行はしないだろうということで、その間も定期検診は受けつつ、仕事や旅行の予定があったので半年後の手術を予約し、2023年7月に手術。ここ3年は検診を3か月に1回受けていました。
ちなみに、私は子供はなし。37歳という年齢のこともあることながら、パートナーとも子供を作らないDINKSの人生を選択しているので手術タイミングは特に気にせず。生理不順と避妊のためにピル飲んでました。これまで、生理痛もPMSもほぼ無風なありがたい20年強です。

●子宮頸がんワクチン

受けていない世代です。手術が決まって子宮頸がんワクチンを打つことを決意。全額自費。7種と9種ありますが、9種を選択して私のかかりつけの産婦人科ではで1回約3万円×3回。合計9万ちょい。(打っていない世代なんだから保険効かせろよな…と思います)
HPVは悪性の型が1個あることがわかっているので、それにはもう効かないけど、それ以外の型は防げると思って決意しました。浮気や不貞する気もないですが、この後の人生何があるかわからないし、パートナーがもらってくるかもしれないので自分の身は自分で守る。1回目だけだる重の副作用ありました。

●入院前

事前検査を、3週間以内に血液検査や心電図など、2日前にPCR検査。事前検査合計7600円。麻酔中の血栓防止のため事前に1か月前にピルは停止。1週間前にサプリ停止。2日前からはお酒は飲まず。ちょうど生理が入院2日前に来てました。SEXは直前までに普通に。ナプキン多めに買い込みました。

●入院~手術

2泊3日。近くの大学病院にて。
初日は13時に病院へ。診察があったり、麻酔科の先生から説明があったり、シャワーは入れて、夜ご飯も食べて、21時以降は鉄分アルジネートウォーターとOS1以外飲食禁止。
手術日。11時くらいに呼ばれて着替えたりして11時半くらいに手術台乗ったけど、病室帰ってきたのが13時頃。麻酔で気づいたら終わっていた。痛みは、全くない。皆無。無風。子宮入口は痛点がないのがありがたい。この日には生理も終わってて、出血もなし。
一番つらかったのがカテーテル。術後3時間はつけていてということで16時まで…これが残尿感がすごくて気持ち悪い!!少しでも早く取ってとお願いして15時50分頃取ってもらったけど、抜くのは痛くないけど、その後おしっこが3回くらい痛かった…カテーテルのせいで傷ついたのか最初血尿出てましたが、その日には痛みもなくなりました。その後点滴で抗生物質。
全身麻酔の影響でぼーとして眠くて、術後の13時以降、看護師が来て処置をしたりトイレ行く以外、夜ご飯の前後以外はほぼずーっと寝てました。この日の夜の睡眠記録は20時~翌6時半まで寝てた。
3日目の退院日、少しだけ朝から頭が痛かったですが、寝すぎによるもの?痛み止めはもらわず。朝ごはん食べてからもうとうとして、診察「ちゃんと止血できてますね」で次回病変検査結果3週間後。この最後の診察の時に言われたこと、聞いたことは、先生にもよると思うのですが、(実際、手術前に聞いた先生とは回答が違った)
次回の診察(3週間後)まで、・ピルは禁止・湯舟プール禁止・激しい運動禁止※走ったり、こすれる運動がNGとのことで筋トレはOKと言われた(が、こすれないということだと足を開いたり閉じたり、インナーアウターサイ、ワイドスクワットみたいな筋トレは避けた方がいいなと思いました。あと激しく力んだり。)・自転車避けた方がいい・性交渉禁止・他飲食等一切制約なし。薬の処方も何もなし。
診察後、会計までもずっと寝てました。10時半くらいに退院。会計77,200円。(ベッドは1日5500円の4人部屋、1日550円のパジャマとかの入院セット別途)病院の近くで早めのお昼を食べて帰宅。家帰ってきてからもお昼寝してこの2日間は1日14時間くらい寝てました。夕方のそのそ起きて、夜はお酒も飲みました。

●一番心配な大量出血⁉について

みんなが一番気になるのはこれじゃないでしょうか?私もみなさんのブログなど読み漁って、1か月出血続いたとか、かさぶた取れて大量出血で再入院したとか、その血の量が尋常じゃないとか。においがきついとか。かさぶたが剥がれる頃の大量出血は不可避なんだなと思いながら、逆にそこまではアクティブにできるのでは?とか考えてしまったり。とにかく私は手術前となーんにも変化なく、違和感も痛みも全く無し。手術したっけ?と言う感じ。
これ、個人差や過ごし方があるのはもちろんですがそれに加え、手術方法や止血方法、病院の止血の腕もあるのかな?と思いました。私の場合は止血方法は焼いたと言っていたので焼灼(しょうしゃく)という方法でした。退院後薬もなし。結果、私は”術後大出血”というのはありませんでした。
途中で自転車乗って再出血はしちゃったのですが、それがなかったら、結論何かが出ている期間は2週間くらい、血が出ている期間は1週間くらいでした。

●術後気を付けたこと

術後3週間は在宅オンリーということで職場には話していたのでいつ出血してもいいように在宅勤務としました(と言ってもその前も月3~4回しか会社に行ってなかったのでほぼ変わらずですが…)
基本全部の移動を自転車、たくさん歩く生活をしておりましたが、それは封印。小走りはやめて、気持ちゆっくり目に。外食や飲みはしばらくは家の近くのみで。どんな外出でもいつ起こるかわからない出血に備えて夜用ナプキンを持ち歩きました。

★予後の記録

術後翌日からの予後の状況詳細はこちらの記事をご参照ください。ここでは軽くお伝えします。細菌感染を気にしてにおいは毎回意識しましたが平気でした。
1日目~7日目:出血ナシ。薄茶の滲出液が少し。
8日目~9日目:出血極少。ドロっとした粘膜が少し出る。
10日目~12日目:出血アリ。ドロっとした粘膜が結構出る。かさぶた出る。
13日目~14日目:出血アリ。血の出方は生理の日という感じ。(生理ではない)酸化していない血。
15日目:出血極少。わかりやすく出血量が減った。
16日目~20日目:出血止まった。黄土色黄色の滲出液が少し。
21日目~23日目:自転車に乗ったら再度出血…ほんのり血が混ざった滲出液が少し。
24日目~29日目:傷の血は24日目の朝までに止まった模様ですが、この日から生理が来て傷によるおりものの様子が分からず。ちょうどこの日24日目の外来では傷の出血はなさそうということで経過順調とのことでした。生理中は中の湿潤度が上がるのでまた傷が治りにくくなるとのこと。
30日目~34日目:生理後も、量は減ったもののこれはまだちょっと滲出液が出ている気がします。
35日目~:通常 ※予後レポは終わり。

●雑談

1,術後気持ちよく過ごすために

入院直前にバリに旅行に行ってまして、術後の生活に備えてバリコスメやお土産で人気のデリケートゾーン専用ソープを買いました!ph3.5でローズとか何種かの香り。さらさらの粘度のないせっけんで、現地で1個200ml100円くらいです。日本でもあるけど、高いのが多いので、ケアしたいタイミングだったので、いいタイミングでした◎
あと、あまり外出できないこの機会に本をたくさん買い込んで読書週間としました。湯船に入れないのでシャワー後リンパ流したり、スキンケアもいつもより丁寧にして、朝晩のシートマスクの時間を長くしたり、凝った料理をしたり、いいワインを買ったり、掃除やちょっとした模様替えをしたり。予定のない生活って久しぶりだったので少しでも充実するように。あとこのnoteを書いたり!術後2週間目あらはほぼ普通の日常生活に戻ってました

2,保険加入等への影響

実は、ちょうどこの時期、ドル建ての終身保険に追加で入ろうと思っていたのですが、これが高度異形成不可、手術予定がある人は不可、完治して1年後から審査OKということで保険加入が1年見送られることに。逆に、今回手術をしないと入れなかった。
もう一つ、マンション購入を考えていて、1本釣りでこの物件が出たら申し込もう!というのを決めていました。ただ住宅ローンも団信があり、以前住宅ローンを組んだ時は申告したのかな?忘れましたが、無事通っていたものの、今はどうなんだろうと思って銀行に問い合わせましたが団信の審査は連携している保険会社の方でということで、これは保険会社によるみたいです。先に審査基準を聞いてみるか、まずは申込入れちゃって手術したこと、完治したこと(もしくは経過観察中とか治療継続中とか)を申告して審査となります。

●3週間後の病変の検査結果

手術から24日後、初の外来診察と検査結果。ここで子宮全摘出とか癌とか言われる怖いタイミングでしたが、今までの経過的に99%ないだろうという先生の言葉を胸にこの日まで楽観視して過ごせまして、とはいえ前日は明日癌宣告される可能性があることは意識していましたが、結果も問題ないものでした!よかった!病理の結果は高度異形成。ここの病院では最後の検査結果で中度異形成の判断でしたが結果、立派な高度異形成だったということになります。断面は陰性で取りきれたということで”完治”です。次回は手術から3か月後で一回検査するとのこと。そのあとは何もなければおそらく検診は1年~半年に1回になるのではないかと思います。このあと再度異形成になるかというのは、なんとも言えないとのことです。が、感覚的にはきっと普通の人と同じ確率でまた異形成になるのかなと思います。HPVの感染具合にもよりますね。私はここまでに3回の子宮頸がんワクチンをちょうど打ち終わりましが、功を奏すといいな。
また、ここからもうお風呂に入ったり、ピルを再開したり、普通の日常生活に戻ってよいとのことでしたので、生理が終わってから30日ぶりの湯船につかりました!最高!

●手術後のSEX性交渉について

これはこれから追記していこうと思いますが、とても気になっていました。
追記します。

ネットには術後濡れにくくなる(体液が出てくるところを少し切除してしまうため)とかっていう情報もあったりして(事実確認していません)。
結論から言うと、これは私は平気でした。術後すぐでも、SEXはできないものの血が出ている状態でも濡れるということはできていたので無問題。

私の場合、細胞診の検査の後でもぱちんと少しだけ切られた状態でも1か月くらいは挿入時に痛い状態で、傷が治りにくいのではないかとわかっているので、まだ様子見中。2~3か月は治癒に専念したい気持ちですが追って更新します。

術後・・・
①7週間後に初SEXしました。
血は出ず、ただ奥まで入れるとずきんという痛み。正常位でも奥の方は気持ちいい感じでは全然ないです。早々に切り上げ。
②次は9週間後にトライしました。この時は慣れれば前に近い状況になっていたかなと思います。ただ、後ろからというのは角度なのか深さなのか、痛かった・・・!ただ、血は出ませんでした。だんだん回数重ねえば時間がたてば戻ってくるかなというのは思いました!という感じです。

少しでも、これから手術を受ける人の参考になれば幸いです。

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