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20代の女の子が年上おじさんを好きなワケ

私は年上好きだ。

最初の彼氏は17歳の時、24歳の男の人で、7歳上。
そのあとも、何人か付き合う人は全員年上。同い年がせいぜい。

24歳のときは、48歳の人とも付き合っていた。24コ上。

とにかく年上しか好きじゃない。

私の親友は逆に年下しか好きじゃなくて、中学の時、小学生と付き合っていた(ありえん!)。

そんな彼女は30歳の頃に、20歳のカレと結婚した。
私は「20歳のカレと結婚なんて信じられない!」と彼女に言ったけど、彼女は「48のおじさんと付き合うなんて信じられない!」と言った。

どっちもどっち。
だけど、年上好きはずーっと年上好きだし、年下好きはずーっと年下好きなんだな、なんて思った。

私は今は40だけど、やっぱり年上が好きだし、40以上か50代、60代なら恋愛対象でみれるけど、30代以下はムリと思ってしまう。
友達は「60代なんておじいさんじゃん!」なんて言うけど、私は60代は、ステキだと思ってしまう。

そんな年上好きな私は、24歳で48の彼と付き合っていた時、「そんなおじさんのどこがいいの?」なんてよく聞かれた。

年上のいいところは、「安心して甘えられるところ」だと思う。
なにしろ関係性が、わかりやすい。
若い女の子と、年上男性。
おごってもらえるし、教えてもらえるし、甘えられる。

同い年と付き合う時は、私だってワリカンだったし、相談に乗ったり、乗られたり、対等な関係を築く。
だけど年上と付き合うときには、逆に対等な関係じゃないところが、いい。

年上男性はいろいろ教えてくれる。
さらに言えば説教までされる時もある。
だけど私は、全然そんなの苦にならない。
ニコニコと話が聞ける。

だって私はその人の知識や考えを聞くのが好きで、知識は自分に蓄えられるし、たとえ説教だって、それはその人のイチ意見で、それで自分が損なわれることはない。

とにかく年上の人の話は豊かで、培った信念や思考のくせや偏りがあればあるほど、興味深くて面白い。

だけど年上の人と付き合う時、私は年上の人にはずっと上の立場いて欲しいという気持ちがある。

急に年下のように甘えられたら、イヤになってしまう。
年上の人との、上下の関係性が安定していて落ち着くからこそ、年上が好きなのであって、その人が急に甘えてきたり、年下ふうに振る舞ってくると、なんだか急に冷めてしまう。

年上の人には年上のように振る舞い続けてほしい。
いうなれば、「カッコよく」いて欲しい。

年下好きの友達は、年下の男の子はとにかく「可愛いところがいい」なんていう。
私は年上の男の人の、「かっこいいところ」が好きだ。

そこが年下好きと年上好きの、大きな違いだと思う。

年上のひとでも、うっかり間違えたり、つまずいたり、カッコ悪いところもある。
それはそれでこっそり可愛いと思っちゃうけど、それでも私は男の人には、カッコつけていてもらいたいと思う。

だから、「オレを可愛がってほしい」な男の人は、年上の女性がいいと思うし、「オレをかっこいいと思ってほしい」と思う人は、年下の女の子が向いていると思う。
そしてできるだけ相手と対等な関係を築きたいなら、同い年がオススメだ。

とはいえ、年上のいいところはそれだけじゃない。
私がいっとう、年上の好きなところは、匂いだ。

その年上の匂いが好き。
肌がパーンとしてなくて、しっとりしているところが好き。
指のゴツゴツ感が老木みたいなところが好き。
それでタバコと混ざり合うほのかな加齢臭も好き。

そういう「老い」が好きなところが、もっとも年上好きたるゆえんなのだ。

年下好きの親友には、「それが1番、ありえない!」なんて言われるけれど。
結局は加齢臭を好きになれるかどうかが、年上好きになれるかなれないかの、違いかもしれない。

‥ちょっとヘンタイぽいけどね。

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