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「ネットのせいで攻撃的な人が増えた」は本当か?

1.はじめに


お久しぶりです😉凛です。
3回目の投稿です。これまで2回の投稿には、たくさんの方にスキしていただき、大変嬉しく思っています😊
今後も、色んなことを記事にして参ります。

2.誹謗中傷の現状


突然ですが、皆様は、Twitterやネットニュースはご覧になりますでしょうか⁇
私は、否定的な言動を見るとメンタルを病みやすい質なので、あまり見過ぎないようにはしておりますが、時々見ます。

そういったものを見ていると、毎日、誰かどうかが炎上していることに気が付きます。

・コロナ禍に旅行に行った芸能人
・不倫や浮気をした芸能人
・バラエティ内でちょっと時代錯誤な発言をしてしまった芸能人
・逃走中で、自首した芸能人(笑)

以上はあくまでも一例です。
ちょっとでも失敗をしたり、不適切なことをしたりした人がいると、それを理由に"批判"と称した"誹謗中傷"が行われるのです。

最も悲惨な事例では、2020年5月には、女子プロレスラーの方が某番組で共演者にややキツイ言い方をしたというだけの理由で、誹謗中傷を受けるようになり、自殺に追い込まれました。

人の命が失われて2年以上経った今でも、誹謗中傷はなくなっていないのが現状です。

3.人が攻撃的になったのは、ネットのせい?


こういった状況に対して、
「ネットが発達したせいで、人々が攻撃的になった」
もっと極端な言い方だと、
「ネットが人を不幸にした」
といった論調を、ちょくちょく耳にするようになりました。

果たして、それは本当でしょうか⁇

4.人間にはもともと、攻撃性があるもの


私は、こういった論調には、いささか否定的です。
人間はもともと、攻撃性を持っていたと考えます。

私がそう考える理由について、「不倫報道」をもとに説明してみようと思います。

母から聞いた話では、昔から週刊誌やテレビのワイドショーは「芸能人の不倫報道」を目玉企画にしていたそうです。
ここは、今も昔も変わらないようですね。

では、週刊誌やワイドショーはなぜ昔から、不倫報道を目玉にしているのでしょう?
それは、大衆が求めるからに他ありません。

では、大衆はなぜ、不倫報道に喜ぶのでしょうか?
それは、誰かを責めたいからです。
突き詰めれば、芸能人の不倫を報じる意義は「不倫した人を責め立てる」こと以外には何もありません。他人の不倫なんて、知らなくても困りませんよね?

ネットがない時代から不倫ネタが楽しまれてきたということは、その時代の人々も「誰かを責め立てたい」という攻撃性を持ち合わせていたことになります。
ただ、その攻撃性をぶつける手段がないから、それが表には出なかっただけのことです。  

つまり、人間はもともと攻撃性を持っていて、ネットの発展により、それが可視化されただけなのです。

5.ネットのせいにしても意味がない

これまでの話をまとめると、ネットの発展により、人々が攻撃的な言葉を他者にぶつけやすくなったという意味では、「ネットのせいで、攻撃的になった」という主張は、ある程度、合っているとも言えます。

しかし、根本的な話になりますが、ネットを使っているのは人間です。結局は人間に責任があるのです。ネットに責任転嫁するのではなく、「ネットを通して他者を攻撃する人間」に目を向ける必要があります。

6.解決への糸口


社会全体が「他者を攻撃する人間」を厳しい目で見るようにし、彼らにとって居心地の悪いネット環境を作っていくことができれば、年月はかかるかもしれませんが、少しずつ、状況は変わっていくのではないかと思います。

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