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ぼくの魅力的な文章を書くための法則

ぼくは仕事のことで学術論文を書くことがある。
それを学会に投稿して発表する。

論文を書くときに注意することは、やはり起承転結をはっきりわかりやすく書くことだ。
特にバランスにはこだわる。
起承転結の割合は1:2:4:3と言ったところかな。

当然だけど"転"のところが腕の見せ所だ。
強調したいデータを前面に押し出して、それがどれほど価値の高いものかをアピールしなければならない。

意外と思われるかもしれないが、"起"もかなり大切だ。
短い文章の中で、この論文の魅力をアピールするにはテクニックが必要だと思っている。
言い換えれば、"起"が魅力的でなければ、その後の"承・転・結"は読んでもらえないかもしれない。

"承"も手を抜けない。
この論文を書くに至った経緯を書くのだが、それがただの趣味や興味本位ではないということをうまく伝えなければならない。
"転"に繋げていくための重要なポジションだ。

"結"は"転"のまとめでしかない。
だからぼくはほんの少し塩コショウを振って味付けをする。
最後まで"おっ"、と思わせる工夫を怠らない。

小説もエッセイも文章の長短はあるけど、起承転結をどううまく見せるか、という点では学術論文と何ら変わらない。

小説は文字数が多くなるから、概要を別に書き出しておく必要がある。
そうしておかないと、ストーリーの辻褄と言うか、起承転結の繋がりが合わなくなってしまう。

エッセイは逆に文字数が少なくなるか、起承転結のバランスをうまく保つことが難しい。
たまにどれか一つを抜いてみたり、順番を入れ替えたりしてみるが、やはりしっくり来ないことが多い。

どちらにしてもこの手続きをしっかり踏んでおかないと読者の方々に読んでいただく資格がない。
そう、読者の方々に読んでもらおうと思う気持ちに学術論文も小説もエッセイも関係ないってことだ。

ぼくのエッセイに時々硬い表現が出てくるのは、学術論文を書き過ぎた職業病だ。
どうかご容赦を。



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