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2002年からの武術エッセイ

なんでもかんでも師匠が落としていったものだからといって、かたっぱしからひろっていけばいいというもんじゃない。
拾うには、それを拾えるだけの自分の技量がないといけない。

そんなこと関係ない!なんでもかんでも拾ってしまえ!なんて奴は、師匠が技をかける前からすっ飛んでいってしまうようないい加減な奴だ。
師匠の技のすべてが大事だとか言って、師匠の生き方を鵜呑みにして、かんたんに真似してまんぞくしている奴・・・・の~~~~たりんとしか言いようがない。

そいつらが集団化したら、カルト集団と世間では言う。
まあ、ひらたく言えば「グループボケ」ですね。

拾えるものは拾い、拾えないものは拾わなくていい。
どんなに優れた技でも、使えない自分がひろったって意味ないじゃん!

自分が使えないものは拾わない。
武術を使う人は、自分が使える技しか使わない。
身軽にならなければ、千変万化の技は出ない。

2005年7月記す。

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