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「執筆家・講演家になります。」〜2年と2ヶ月ゲストハウスで働いてみて〜(柴田編)

初めに、今年も多くの方々に支えられて、この一年を無事に過ごすことができました。

皆さんにこの場を通して、感謝をお伝えします。

2017年もどうぞよろしくお願いいたします。


ゲストハウスを開業してから、2年と2か月経ちました。

オープン当時と比べれば、知識も、できることも増えてきました。

多くの方はご存知だと思いますが、合同会社Staylinkに新たな仲間が増えました。

七尾・奥田・奥村・三和・アニル・プー

6名の新しい仲間が加わり、今では9人の会社となりました。

本当に素晴らしい仲間に恵まれています。

いつも伝えているつもりではありますが、この場を借りて改めて伝えます。

いつも本当にありがとう。


この状況を当時から思い描いたかというと、そんなことはありません。

会社を作った時の目標は、

「3年間で、自分で生み出したのを通して、3人が食べていけることを証明する。」

こういったものでした。

自分達の実力を過小評価していたわけではありません。

当時は本気で、3年間全力を尽くせば、3人が食べていくところまでは、目指せるのではないか?

本気でこう思っていました。ただただ必死でした。

しかし、時代の流れと、ゲストハウスという仕事が、奇跡的にマッチングし、僕らの予想とは裏腹に、世界中から多くのゲストが、僕たちの宿に泊まってくれました。

泊まってくれたみんな、本当にありがとう。

そのおかげもあり、今では2軒のゲストハウスと、1つの旅事業を、素晴らしい仲間と運営するに至りました。

本当に恵まれているなと思います。


個人的にも多きな変化がありました。

「自分の仕事だけ果たせばいいという状況はもう終わった。仲間が増え、経営者である以上、仲間の行動に責任を取る必要がある。そして、仲間の働く環境、精神状況、幸せを考え続ける必要があるんだ。」

自分に向かっていた矢印が、自分の外側に向かっていくのを感じました。

不思議な例えですが、自分の中にいた自分が、体から乖離して、空中を浮遊し、常に状況を俯瞰しているような状態になったのです。

何をどう任せるか。

何を求めているか。

何を提供できるか。

会社と仲間のことを考え、一緒に働きたい仲間たちが、いきいきとStaylinkで働くためには何ができるのだろう?

そのようなことを必死で考える日々が続きました。


そしてある日、気づきました。

僕に能力があるとすれば、「場と人の空気の流れを読む。」ことだ。

自分がこなせばいい、自分でやった方が早い。

その考えは、自分の中で薄れていきました。

「チームのことだけ考える」

いつしか僕のスタンスは、このように変化してきたのです。

そんな僕を、他の二人の経営陣である、河嶋と木村は常に見ていました。彼らは僕がより活きる場所を常に探してくれていたのだと思います。

今年の終わりに、会社として、僕の役割が一つの場所に行き着きました。


「執筆家、講演家になる。」

いきなり、突拍子もないことを伝えましたが、至って真剣です。

来年の春頃を目処に、Staylinkの歴史を1冊の本にまとめます。

僕たちがいかに、泥臭く愚直に進んできたか。
決してかっこいい話ではないですし、挫けそうな時は多々ありました。

その姿をこれから起業を目指す若者に届けたい。

ゲストハウス開業を目標にする、すべての人にとってのバイブルになるような本を執筆します。

その本とともに、道外に留まらず、全国、行く末には世界中にまで足を伸ばし、講演活動を行います。


執筆家、講演家としての役割は、

・会社と仲間のことを考え続け、一緒に働いていて、楽しさとやりがい、達成感を味わえる会社(環境)を作り続けること。

・一人でも多くの人が、自分の夢に向かって、愚直に進める環境を生み出すこと。

・Staylinkの働き方を世界中に広めて、一緒に会社の理念を、やりがいを持ちながら、追い求める仲間を探し続けること。


来年4月以降、僕は今以上に世界をフィールドに始動します。

新しい役割と環境。

未だ見たことのない地で、新しい挑戦が始まります。

胸が高鳴り、高揚を抑えられません。

北海道発、世界行き、Staylinkという船に、一緒に乗りましょう。

皆さんとお逢いすることを楽しみにしています。


2016年12月29日 柴田 涼平 (Rio)

より良い発信をすべく、知識を蓄えるために活用させていただきます。