カタカナだらけの雨語録
我々夫婦は、独特な世界観があります。何それ楽しいの?みたいなことを、やったり考えたり見つけたり。
私からするとナマズ(=旦那)が愉快な人だからと思っているのですが、ナマズからすると私が変わっているからだと主張します。
そんな、変の押し付け合いをしている私たちの変わったことと言えば、一昨年のある日、雨語録を作ったことです。
出かける前、降り出す雨に「うわ〜降ってきちゃった」と窓の外を見つめました。「でも、ポツポツくらいだから、駅まで傘ささなくても大丈夫じゃない?」と返すと、どちらかが「ポツポツポットって感じだね」と呟きました。
どちらが言ったかも覚えていない「ポツポツポット」は、我々の子ども心にクリーンヒットし、雨の強さ別で名前つけてみようよ!とノリノリになってしまいました。そんなノリノリで考えた我らの雨語録をどうぞお楽しみください。
レベル1 ー パラパラパセリ
雨がパラパラっと降っている様子を思い浮かべてください。雨の線が細く、降っているんだか降っていないんだか分からない段階です。当然のように傘を出すにはまだ早く、曇りの認識でも良さそうな空模様。
レベル2 ー ポツポツポット
先ほどの初代雨語録の登場です。雨が丸い粒状になって降り注ぐイメージです。歩きスマホをしていると、画面上に雫がポトッと落ちる感じでしょうか。傘をさす人とささない人が分かれるラインだと思っています。
レベル3 ー シトシトシトラス
雨がしとしとと、線状に降り注ぐ様子です。ポツポツポットの時と比べると明らかな雨であり、傘がない人はフードを被って行く道を駆け抜けたくなるかと思います。一番ベーシックな雨の日です。
レベル4 ー ザーザーザブングル
こちらは雨がザー…と音を立てて降り続けるレベル。傘をさしていても雨がボトボトと音を立てます。シトシトシトラスよりも雨足が強まり、外に出るのも億劫になる雨のことをさします。
レベル5 ー ブリブリブロッコリー
最後だけ、雨の効果音じゃなくない?そうなんです。「土砂降り」のブリを採用したことにより、トイレの効果音のようになってしまいました。レベル5になると、大雨警報や台風の強さになります。雨により目の前が真っ白で見えない、そんな天候です。
いかがでしたでしょうか。
結局傘をさしながら最寄り駅までに考えた雨語録は、今でも会話の中で当たり前のように存在しています。
「今日、パラパラパセリだけど、傘持って行ったほうがいいかな〜?」
「ん?いや、これポツポツポットでしょ。念の為折りたたみ持っていたほうがいいよ」
と、雨レベルの認識が全く通じていないのが現実ですが。とほほ。
最近雨の日が続いたので、我々の会話に、無駄で愉快なカタカナが登場しているお話を紹介しました。
前回の夫婦エッセイはこちら。
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