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はっきり言って、幸せである。

これはINAXギャラリー(現在は、LIXILギャラリー。年が分かるw)のだなと思ったので、ほぼジャケ買い。

臼田捷治ほか著文字の博覧会―旅して集めた"みんぱく"中西コレクション(LIXIL出版、2016)

こちらは、京都の中西印刷の社長をされていた中西亮さんが世界各地で収集した文字資料が死後、国立民族学博物館(通称、民博=みんぱく)に寄贈されてできたコレクションから構成されたLIXILギャラリーの展覧会のカタログ。

ここのブックレットは、展覧会の資料というよりは、本だけで楽しめるように昔から作ってあって、お気に入りのシリーズ。
大阪の会場は見たことがないので分からないけれど、東京のギャラリーはそれほど大きくないので、展示を実際に見るとこれだけ!って思うことも結構あります(笑)。

この本に載っている文字は、ほぼ読めないものなのに、なんか見るとそれだけでワクワクする。きっと顔はニヤけていると思う。
インドのシンハラ文字とかミャンマーのシャン文字とかまるまるしていて可愛い過ぎ! ベルベル文字ってほとんど数式みたい!といった具合で見飽きない。

そう言えば、前に民博に行ったときに、こんなハンコを買っていた。すでにメジャーどころは欠品で、手に入れたのはゾンカとインドネシア語。残念ながら今までに使う機会はもちろんない。(ゾンカはブータンの国語とのこと)

なぜ文字に惹かれるのか理由は分からない。なぜ惹かれるのかを考えるのが、これからも長く続きそうなことだけが、明白な気がする。
読めなくても何かを感じて、受けとっているんだろうな…。


表紙は箔押しだし、それにしても、自由な紙選びに、文字選びと思ったら、ADは祖父江慎さんでした。納得。

展覧会は、現在は大阪にて開催中(2016年3月4日~5月17日)。東京展(2016年6月2日~8月27日)は必ず行きたいと思う。詳しくはこちら

#文字 #タイポグラフィー #造本 #デザイン #みんぱく #国立民族学博物館

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