ルーツを愛せない人に未来はない
未来がないなんて言い過ぎですよね。笑
勿体ないなってくらいです。
皆さん、自分のルーツって何だと思いますか?
ルーツというと仰々しく聞こえますがもっと簡単なことです。
例えば自分の学生時代の趣味とか得意科目とか出身地とか昔からの親友とかファーストキャリアとか。
そして今やってることは自分のルーツに関係のあることでしょうか?
もちろん全然違うことをしている人もいれば、はたまたかなり近いことをしている人もいると思います。
どちらにせよ、自分のルーツにこそ実は大切なものが隠れてるんじゃないの?
今回はそんな話です。
京大なんてクソくらえ!
僕はNSC(=吉本総合芸能学院)に入ったとき京都大学に在学していたことを隠していました。 (同期生に同じ京都大学の奴がいて結局バレちゃいました)
「誰にも何にも頼らなくても俺はいけるんだ」というのを誇示したかったのかもしれません。
なにしろ自分のお笑いの能力に相当な自信を持っていましたので、、笑
このことを話すとみんなに「もったいない!」と言われました。
ですが弱冠二十歳の僕は他人の言うことになんて一切聞く耳を持ちません。
その頃の僕の内心を代弁すると
「うっせぇ、俺はそんなしょーもない経歴とかには頼らねぇ」
かなりイタいですね。笑
「しょーもない経歴と思うんだったら別に隠さなくていいじゃん」と言ってやりたいです。
なぜか気づかない自分の魅力
でもこれって僕だけじゃなくて周りのNSC生にも似たような子たちがいっぱいいたんです。
兄弟なのにそれを隠して漫才する人たちとか
ハゲてるのにおしゃれなコントをしようとする人たちとか
そして今、僕が起業して一般社会の人と話していてもよく見かける気がするんです。
自分がもともと持っている武器をあえて使おうとしない人たち。
思うに自分の経歴とか元々の特技とかを使うのって恥ずかしいというか、場合によってはズルいと感じる人がいるのかもしれません。
もちろん自分のやりたいことだけを最優先すべきという考え方もその通りだと思います。
でも視野を広く持てば持つほどもう一つの考え方が浮かび上がってくると思うんです。
当たり前のことが当たり前じゃない
それは
「この世の中全員をチームとして見たときに、貴方はリーダーとしてこのチームがどのようにすれば最も良い方向に進むか」
という見方です。
もし自分のチームの一員がその人の得意なポジションとは違うところに行こうとしてたらどう思いますか?
「待って〜、ここのポジションをやってた方がいいよ〜」
って思いませんか?
言うまでもないような当たり前の例えかもしれませんが僕はまさにこういうことだと思うんです。
つまり、世の中が大きすぎてチームとして見れていない方が多いんじゃないかと。
でも、より大きく視野を持てば意外とこの世の中すべてはチームプレーで出来ていることに気づくはずです
お笑いの話で言えば、全員がダウンタウンさんのポジションを狙いに行くなんてそもそもおかしいんです。
いろんな役割の方がいますから。
でもみんな最初はダウンタウンさんになろうとします。
これはお笑いだけでなくかなり広い範囲で言える事だと思います。
変えられないからこそ価値がある
また違う視点からもルーツというものの価値を考えてみましょう。
ルーツは変えることが出来ません。
というよりも変えることができないからルーツと言うべきかもしれません。
言い換えると真似することができません。
この世にはものすごく頭が良くて才能に長けて努力家で、しかも運に恵まれている人たちがいっぱいいます。
社会に出るとまあ上には上がいて嫌になってくるほどです。笑
そういう人たちはいつも僕らがやりたいと思ったことをもっとすごいスケールで成し遂げてしまいます。
若い頃は自分が一番だと思っているのですが歳をとればとるほどそういうことに実際直面してきました。
でも彼らにも絶対に持っていないもの、勝てないものがあります。
それこそが「ルーツ」ではないでしょうか?
だって誰にも真似出来ないんだもん。
そういう意味でも視野を広げれば広げるほどルーツの重要性が大きくなるはずです。
迷ったときこそ自分の「履歴書」を見返してみませんか?
まとめ
自分のルーツの魅力に気づくのは案外難しいことなのかもしれません。
だってルーツというのは自分にとって当たり前のことですからね。
でもその既に備わっているその大きな「武器」に気づかず、やりたいことにフォーカスし過ぎている人が意外と多い気がして、
そんな人に「一回自分のルーツ(誰にも替えがきかない強み)」に立ち返ってみて!
と伝えたくてこんなことを書きました。
香川県出身の人が岐阜県大使を目指すって言ったら「いやいや・・」って思うじゃないですか笑
(もちろんそんなに岐阜県大使になりたいという思いが強いなら目指すのも大いに結構なのですが)
最初は違ってもまわりまわってルーツに近いところで仕事している、なんて人も多かったりします。
と、ここで恥ずかしさを堪えて僕のルーツを発表したいと思います!
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1996年1月10日生まれ
兵庫県伊丹市出身
甲陽学院という中高一貫男子校を卒業して京都大学に入り
中退してお笑い芸人になるのですが回り回って今は会社を経営しています。
父は博報堂でマーケティングコンサルタントとして長く務めていて母は専業主婦でした。
4歳下の妹がいます。
母方の従兄弟は灘・東大のエリートで同じく起業家です。
中学のときにデスクワーク以外と答えているほどにはイスに座ることを苦手としてます。
学生のころ最初は友達が少なかったけど卒業する頃にはなんとかそれなりに多くの友達ができました。
打ち解けるのに時間がかかるタイプなのかもしれません。
コブクロに憧れてフォークデュオを夢見たり、部活のテニスを頑張ってテニス選手になろうと夢見たり、そして今はお笑い芸人になって、会社の経営者になってと、常に夢見がち。
芸人になったときはNONSTYLEさんに憧れて王道の漫才をやろうとしていましたが、回り回って最後はわけわからないコントしかしない完全なイロモノになっていました。
人と同じ事をするのが大嫌いなんです。
考えが短絡的でよく友達から「バカだね」と言われます。
僕は「素直」という良い意味で捉えています。
とにかく負けず嫌いで意地っ張りです。
好奇心の旺盛さは誰にも負けないと思います。
趣味は音楽(特にロック)、歌うこと、お酒を飲むこと、人と話すこと
あんまりゲームはしないし、アニメ・漫画も見ません。(興味はあります)
大人になってから突然読書が趣味に加わりました。
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・・・どうでしょう?
共通点はありましたか?それとも全くありませんでしたか?
よかったら貴方のルーツも聞かせてくださいね!
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