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データで見るバルセロナ。『実質4-4-2』の弊害。


昨今のバルセロナには情報が多すぎる。

SNSスキャンダル、アルトゥール移籍、監督と選手の信頼問題、ここ最近2日に1度は何か出る。こんな中でメンタルを立て直し、試合に臨み、勝ってさらにタイトルを獲るまでを求められる状況に奇妙な思いを禁じ得ない。

ヘタにタイトル獲得の可能性がほんの僅かに残っている現状と、クラブの凄惨な状態とを照らし合わせると、早起きして毎朝の試合を一体どんな顔をしながら見ればいいのか分からなくなってきた。

だが、バルセロナと戦う相手にとって内輪の話など関係ない。CLやELを狙うチーム、或いは残留争いに巻き込まれているチームにとっては寧ろチャンスだ。今仕留めなければ、勝点を1でも拾わなければ、来季はどうなるか分からない。全力で殺しにくる。

今季、残り5試合のリーガ+CL。客観的にどう殺しに来るか。

①3ヵ年傾向概要<結果軸>

3ヵ年は17-18、18-19、19-20季とする。19-20季はシーズンが終わっていないため、累計でのゴール・アシスト数の比較に意味はない。要は試合ごとの平均がバルセロナの脅威判定になる。

スクリーンショット (105)

90分ごとに見ると、チャンスメイク、ゴールチャンスの質はシーズンを経るごとに落ちている。小数点以下を切り捨てるMPR値(Most Probable Result)でいけば、今季試合ごとの実得点は1点そこらが妥当である。

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