木片

沖縄で不発弾を探す仕事してます。 自分の思いつきや考えを書いていこうとしてます。

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最近の記事

磁気探査での失敗 「磁石」

 今回の失敗は「磁石」  磁気探査は不発弾を探す目的で行われることが多い。探査の方法は、特殊なセンサーを使用することで金属などが発する磁気波形を記録し、磁気の反応があった場所を重機や人力で掘りながら反応物が何かを確認していくというもの。  磁力には大小があり、それは物の大きさで決まるのではなく、物が持つ磁力の量で決まる。その中で磁石の持つ磁力量は普通の鉄と比べてとんでもなく大きく、小さな磁石でも大きな磁力が記録される。このため探査する場所に磁石があると正確な探査ができなくなる

    • 磁気探査での失敗 「ベルト」

       今回の失敗は「ベルト」  何が失敗なのかというと、ベルトの金具がセンサーに反応してしまったこと。  磁気探査は、センサーを使用して磁気反応がある場所を探していく。金属は磁気が発生するのでもちろんセンサーはベルトの金属の磁気反応を記録してしまう。  磁気探査の仕事を始めた当初、センサーの仕組みを理解しておらず、現場作業着と一緒に購入したベルトは金具がついているものだった。これがのちに面倒の種となった。  ある日の現場で自分がセンサーを持ち、磁気探査を開始した時、いつもより磁気

      • 磁気探査 鉛直探査

         探査の基本的な方法の一つに「鉛直探査」というものがある。  探査する孔をボーリング機械で削孔し、地面から孔の底までセンサーを入れ、また底から地面までセンサーを引き上げる、センサーを上げ下げすることで孔の中の磁気反応を用紙に記録していく。この時、探査をする人がセンサーを孔に入れた深度の1メートル毎に記録者に合図を送ることで、どの深度でどのくらいの磁気反応があったのかを調査することができるので不発弾をさがすことができる。  自分がこの探査で好きなところは、センサーを孔の中で上げ

        • 傘をさす、カッパを着るタイミング

           自分は外で雨に打たれるのがあまり気にならないほうの人間である。  だからみんなが傘をさしたりカッパを着るタイミングの時も、正直なところ「今すぐじゃなくてもいいや」とか「そのままでいいや」と思っている。  しかし、みんなと同じタイミングで行動をしないと目立ちたいわけでもないのに周りから浮いてしまうことになるので、周りを見ながらアクションを起こしている。  なので、自分にとっての傘をさす、カッパを着るというのは「自分はまともな人間で、みんなと同じ感覚を持ってますよ」というアピー

        磁気探査での失敗 「磁石」

          献血会場で緊張すること

           献血の会場で受付を済ませたあと、個人を識別するためのバーコードシールを手首に巻かれ、問診する場所や血圧測定する場所、献血する場所をまわる。その場所ごとに本人確認のため識別のバーコードを「ピッ」としてもらうのだが、不思議なことに出荷される家畜の気分にだんだんなってきてしまう。  献血そのものは慣れているので、手続きや採血にためらいや緊張は全く無いのだが、上記の気分のせいでいつも別の方面で緊張してしまう。

          献血会場で緊張すること

          磁気探査 「てい!」

           探査で歩いているとき、探査距離の10メートル毎に「笛」か「声」でセンサーの記録者に合図を送る。この時の発声が「てい!」というものだが、あまりにも「細かすぎて伝わらないモノマネ」でオラキオが真似する「中国の体操選手」の発声とまったく同じなので笑ってしまう。 現場なのでもちろんみんな真剣にやってるし、発声をする先輩も真剣である。しかし、その張り上げる声が現場に響き渡ることで更に面白さは増してしまう。聞き飽きるまでは笑わないようにするのが本当に大変だった。  

          磁気探査 「てい!」

          磁気探査 歩く

           磁気探査の基本は「センサーを持って歩く」こと。  「歩くだけ」と思ってしまうが、それだけではなく技術もいくつか必要です。  まず、「一緒にセンサーを持つ相方と息をあわせて歩く」こと。センサーのブレを最小限にすることで正確な記録の計測ができる。これには自分と相方の身長差や歩幅も少し関係してくる。  次に、「まっすぐに歩く」こと。探査範囲には「測線」と呼ばれる線を張り、その線に沿ってまっすぐに歩くことで必要な範囲を見落とすことなく探査できる。自分にはこれが思った以上に難しかった

          磁気探査 歩く

          自分のご馳走

           自分にとってのごちそうは断トツで「金ちゃんヌードル」。  金ちゃんヌードルというのは、西日本を中心に地方限定で売られているカップラーメンのことです。  幼少期に初めて食べたときは衝撃だった、爆発的にうまい。  両親が食生活に気を使ってくれていたので、普段食べることのできない食べ物ということもあり、「おいしい」や「好き」という感情を通り越してカップ麺に対して「特別な食べ物」という感情を今も抱いている。  「金ちゃんヌードルがご馳走だ。」ということを話すと周りの方々には笑われる

          自分のご馳走

          仕事中はとりあえずA型の人っぽく振舞うことで好印象かつ信頼を得ることができている。あとはボロがでないように頑張る。

          仕事中はとりあえずA型の人っぽく振舞うことで好印象かつ信頼を得ることができている。あとはボロがでないように頑張る。

          磁気探査の基本

           磁気探査の現場で「探査する」と言ったら基本はセンサーを持ってひたすらに歩くこと。 広い現場だと1日中歩くが、1日1万歩なんて軽くこえてくる気がする。  さぞ体力が必要そうな書き方をしてしまったが全然そんなことはない。自分に仕事を教えてくれる60代の先輩おじいちゃんも1日中歩けている。長い時間歩くのにも自然となれてくるものである。  そのおかげかで私生活のメリットとして、この仕事を始める前よりもたくさん食べ飲みしても太らないし、少しくらいの距離なら歩くことに抵抗が無くなってい

          磁気探査の基本

          爆弾の破片

          不発弾探査の仕事を始めた最初の頃、センサーの使い方を徐々に覚えていくことで金属片などを探すことができるようになってきた。 そうしていくうちに砲弾や爆弾の金属片を見つける機会が増えていき、心のなかで「面白い」「楽しい」「やりがいの1つを見つけたかもしれない」などの思いが芽生えていた。 そんな軽い気持ちが表情にでていたのだろう、現場で色々教えてもらっている先輩から「嫌なこと言うかもだけど、その破片で人が死んでるかもしれないぞ。」と声をかけられた。 声

          爆弾の破片

          危ない手榴弾

          この題名を見ると「手榴弾が危ないのは当たり前だろ!」と思われることでしょう。 結論から言うと、自分達の仕事で言われる「危ない手榴弾」とは陶器製の手榴弾のことです。 自分達は鉄や磁石が発している磁気反応を利用して不発弾の探査しています。 アメリカ製の手榴弾は通称「パイナップル」と呼ばれ、鉄製なので発見はしやすい方です。 ですが、旧日本軍が使用していた手榴弾は陶器製なので磁気反応が小さかったり無かったりする。(引き抜くピンは金属製だったりするため) 専用のセンサーを使用し

          危ない手榴弾

          転校について

          自分にとって転校はいい経験ではなかった。 転校が短期間で3回も行われたからだ。 1回目の転校は、不安が半分、期待も半分という前向きな転校によくあるシチュエーションに運良くはまってくれた。 2回目は「また転校か、でも前にやったことあるし大丈夫だろ。」という軽い感じで、むしろ「同級生がまったく経験したことないことをしてる!」と優越感と自信を持って次の学校へ移籍した。 3回目は「うんざり」していた、「また1から友達作らなきゃいけないのか」「また新しい土地に慣れなきゃいけないの

          転校について

          会話中に人の目を見ること

           義務教育は完了してるのに未だに会話は難易度が高い。 昔から「人の目を見て会話しなさい」と教えられてきたが、脳みそのキャパが低い自分にとっては「目を見る」「受け答えする」だけでマルチタスクになる。 今のところの対処法として2つある。 1 理解しなきゃいけないほんとに大事な話なら   メモとるふりして相手の目を見ないようにする。 2 良い印象与えるのが優先されるなら相手の目を見ることを重視して、受け答えはタイミング良く相槌をかましていく。  自分では上記の2点でなんと

          会話中に人の目を見ること

          路駐で渋滞おこしてる車に環境保全のステッカーが貼ってあった。 いったい彼に何が守れるというのだろう。

          路駐で渋滞おこしてる車に環境保全のステッカーが貼ってあった。 いったい彼に何が守れるというのだろう。

          献血を定期的にやる理由

          献血後のメシがうまく感じる 献血した夜は泥のように寝られる ラブラッドのポイント貯めるのが面白い

          献血を定期的にやる理由