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003 発達障害バー…その後の展開〜エデン福島への想い

私は毎週火曜の夜、あるバーに出かけます。
そのバーとは、エデン福島。
私はここで発達障害バーのバーテンとなるのです。
バーテンとは名ばかりで、言ってしまえば(1日)バー(の)テン(チョウ)という感じで、カウンターの中にいることはほぼなく、どちらかと言うと主催者と言った方がしっくり来ます。
2020年6月19日に記念すべき第1回が開催されてから、本日までに開催した発達障害バーの回数はなんと

51回!

発達障害当事者の方々の憩いの場を作りたい、そんな思いで最初は隔週、後に毎週火曜に主催をしてきました。
時にはリアルで対面して発達障害の方々の声に耳を傾けたり、時にはツイキャス、SPOONなどで配信を行いながら遠隔に住んでいらっしゃる方々とコミュニケーションをしてみたり、またある時はばんば店長と激論を交わしたり…。もはやエデン福島は私の生活の一部を構成する重要な場所となったのでした。

エデン福島、閉店

ばんば店長から正式にTwitterでのアナウンスがある前にこの知らせが本人から届きました。
一報を受けた瞬間、寂しさ、悔しさ、感謝、色んな感情が駆け巡りました。
正直なところ、「これからだ!」と思っていた矢先この知らせにはなかなかに心をえぐられました。
しかしながら、19歳で縁もゆかりも無い郡山市に単身で赴き、ひとつのお店を切り盛りしていたばんば店長の肉体的、精神的な疲労を思えばそれもやむ無しと考えるのはごく自然な流れでしょう。
本人も悩み、苦しみ、もがき、その中での決断です。
コロナ禍の中で非常に厳しい条件の中、発達障害バーを開催する土台を守り続けてくれたばんば店長には感謝しかありません。てんちょー、本当にありがとう。君のおかげでこの1年素晴らしい体験をさせてもらったよ。
君がいてくれて本当に良かった。

この後の展開

福島県内の発達障害当事者の方が肩の荷を下ろして全ての否定から解き放たれる、そんな場所を目指して曲がりなりにも51回続けてきた発達障害バー。
県内、隣県など様々な方々が足を運んでくれました。
皆さんそれぞれ特性も異なり、悩みも様々。
しかし共通していたのは、

発達障害故の悩みを話せる場所が無かった

ということです。エデン福島の閉店とともにこのまま終わりにしていいものだろうか?

そんなことはありません。
エデン福島が無くなったら発達障害当事者が集まれる場所がない。
ないなら

作ればいいだけのこと

ということで、ツイキャス等でもお話はしていましたが、この発達障害バー最終日に改めて宣言します。

発達障害当事者会を立ち上げます!!

詳しい時期や内容についてはnoteで発表していきますが、当事者会を立ち上げることは確定しております。
福島県内の発達障害当事者の方々、話せるチャンスはつむりんが作ります!!

つむりんの行動理念(根っこ)

発達障害(ADHD)と診断されてもうすぐ4年になろうとしています。
特性に悩み、苦しみ、時には自ら命を絶とうとしたことさえありました。
しかし、ADHDと診断されて以降は、自分という存在に真剣に向き合ってこれたと思っています。
本を読んだり、話を聞いたり、話をしたり、様々な情報をインプットした結果、最終的にたどり着いた答えがこれです。

発達障害だって笑って生きていい

これがわたくしつむりんの行動理念です。
色んなことで絶望の淵に立たされる経験を何度もしてきました。けれど、

「発達障害当事者は苦しまなければならない」と法律で定めた国はどこにも無いんです。

「何を当たり前のことを」とおっしゃる方もいるかと思います。でも、そんな当たり前のことを思い出す余裕すらないのが発達障害当事者なんです。

皆さんにこの事実を再確認していただくために、そして、わたくし自身がそれを忘れないために、福島県内でも珍しい発達障害当事者会を立ち上げるに至りました。

最後に、ばんば店長のエデン本店での益々のご活躍、そして、福島県内の発達障害当事者の方々の笑顔が更に増えるように、そしてこれから通過するであろう台風8号の被害が最小限であることを祈念して、本日のnoteはお開きとしたいと思います。
長々とお付き合いありがとうございました!!

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