「雷」が持つ驚くべき役割を知ることが「人生の学び」につながったお話

今年は「温暖化」の進行を身をもって思い知らされるほど「酷暑」の夏でしたね・・・。
9月に入っても全国的に30度を下回る日がなかなかなく、秋風さえも太陽の光と残暑が入り混じって「暑い、暑い」・・・

そんな私たちが日々感じる暑さをなんとか和らげようとするかのごとく?お天気の神様は毎日のようにお昼を過ぎると「もくもくと発達した入道雲」で太陽の熱を和らげようと頑張ってくれているのを感じます。

それでもなかなかしぶといこの暑さは簡単には収まらず・・・
しびれを切らした入道雲は、ときに雷を伴いながら「怒りの豪雨」を叩きつけるように浴びせてきます。
さすがの暑さもこの一撃には勝てず、ようやく私たちはこの暑さから少し解放される瞬間を得ることができる、そんな日々が続いています・・・。

入道雲のおかげで、照りつける太陽のうだるような暑さが遮られたとき、「大自然はお天気の力で暑さを和らげてくれる」ことは誰もが実感できると思います。
そんな大自然が生み出す「暑い環境とともに現れる入道雲」には実は、ある秘密があります。
農家の方などは当たり前に知っていることなのでしょうが、都会に住んでいる方にはなかなか気づけない秘密だったりします。

今回は、そんな「入道雲が持つ秘密」と、そこから私が知覚したある「大自然の営みの方向性」について語ってみたいと思います。
そこには、何気なく日々を過ごしながら、特に自然の営みの奥深さを考えることのない私たちには決して気づけない、とても大切なことが隠されているように思えました・・・。

私自身の備忘録として、ぜひ書き残しておきたい思いに駆られました。

・・・

入道雲がもたらす「雷」にはどんな意味があるんだろう・・・?

普段、都会に生きる私たちにとっては、「雷」はおっかなびっくり、という存在だったりしますね。
私は子どものときには雷が光るたびに怖くてふとんにもぐって光を見ないようにするぐらい怖がりで、人生で近くに落ちたところが火事になった経験もあるのでもう怖さしかないのですが・・・

人生において、そんな怖さしか感じないような「雷」が持つ自然界における役割、なんてところに興味と意識が向かう人はなかなかいない気がします。
私の50年強の人生の中でも、そんな話はただの一度も耳にしたことがないので、少なくとも自分の周りの大人は誰一人「雷」の意味は知りません。

では、なぜ私はここに興味が向かったのか・・・?

私自身は数年間、仕事の合間の休日に山に籠りながら自然の姿を見つめ続ける中で、
「自然の営みの中に、意味のないものはない」
ということをさまざまな営みの関係性から学ばせていただきました。
現在の私の「師」は、大自然そのものです。

そういういきさつから、「そういえば雷ってどんな意味があるんだろう???」とふと思った瞬間が、雷の持つ大いなる役目を知るきっかけになりました。

・・・前置きが長くなりましたが、ここから「雷」の持つ大いなる役割に切り込むことに・・・

・・・

「稲妻」という言葉があります。雷の光を表す言葉ですね。

よく見ると、「稲の妻」なんです。(今まで気にしたことなかった・・)
かみ砕くと、「稲のパートナー」・・・稲にとって大切な存在、という意味を言葉で表しているのがわかります。

稲が育つためには「十分な肥料」が必要なのですが・・・
実は「雷」がその肥料をパワーアップさせる!そんな役割を担っているのです!!!

「肥料の3大要素」として、「窒素、リン、カリ」が代表的存在として出てくるのですが・・・
空気中の大半を占める「窒素」、稲を含む植物たちは自身でこれを取り込む力を持ち合わせていないんですね。

そんな「窒素」を強大な放電の力で分離させて、雨とともに土に溶け込ませてしまう、というある意味荒業でもあるのですが、
入道雲がもたらす「雷」と「雨」には空気中の窒素を土中の肥料にする、というこれほどまでに重要な役割が与えられています!!

詳しく知りたい方は、以下の記事が参考になると思います。

こちらは島根の高校生の方が実験で明らかにしてくれました。

雷は窒素濃度を1.5倍にしてくれる可能性を示唆しています。

・・・初めて雷の役割を知ったとき、心が震えましたね・・!!!
自分たちが生きている、生かされている環境の成り立ちに、どれだけ今まで無知だったか・・・

想像の斜め上、というか尋常ではない自然の成り立ち方がもたらす「世代交代と循環を通じた永続性」の完成された自然の摂理。
私自身は、心(魂)がこのテーマで「人生の学び直し」を自身に求めてきます。学べば学ぶほど、ビックリする答えが返ってくるテーマです。

そんな自然の摂理のひとつである「雷」という存在。
昔の人たちはその存在を「経験と感覚」で理解し、自然の摂理を知覚し、「稲妻」という言葉で表現することでそこに込められた意味を後世に遺した・・・そんな先人たちの凄さに、心から敬服しました!

とともに、私自身は温暖化に対する「大自然が出す答え」を学んだ感覚が得られたので、そのことについても語ってみます。

・・・

大自然の持つ方向性は、「緑を育む」ことである

「雷」が窒素の分解を通じて土を育て、植物たちを育んでいく・・・

そしてそんな「雷」は、猛烈な暑さとともに生まれる入道雲によってもたらされる・・・

このふたつは、自然の摂理の中では必ず意味がつながり、なんらかの役割を果たすはずです。
私が知覚したのは・・・

暑くなるほど、お天気は入道雲による雨と雷の力で土を育て、そこにいる植物たちに力を与える。
肥沃な土を与えられた植物たちは、より生命力を高め、地表を緑で覆っていく。
結果、緑によって照り返しの熱が弱まり、全体として適切な温度が保たれていく・・・

です。
大自然の営みそのものが、「地表の温度を自律的に調節する」ようになっています。
私たち生き物が体温を調節する仕組みと根本は同じだと思います。

そのメカニズムが尋常でなさすぎて、普通に生きてるだけではとても気づけないことですが・・・
今回のブログにつながる過去記事を添えておきます。
過去に知覚したことは、こういうことにつながってくるんだ・・・と、学び直しの積み重ねが私の見える「景色」をどんどん広げてくれます。

こちらは「人間が開発した地球の傷口」についてです。

そしてこちらは、「問題を解決すればするほど、より大きな問題が出る」というものについての私なりの答えです。

寿命という「問題」の解決につながる医療の進化は、より大きく解決不能な問題を生み出してしまう・・・ように、
「超えてはいけない一線」として現れる現象である「警告」を、「問題」にすり替え、解決すべきテーマとしてビジネス化しているのが私たち人間社会の正体です。

ここでいう「警告」とは、「間違った方向性」に対するものですね。
なので本来は、進むのをやめて「引き返す」ことが本当の解決策になります。

入道雲の役割が示す「温暖化対策」の形を見ると、私には「開発した場所を緑にお返ししていく」ことが本当の解決策に思えます・・・

というか、ここまで言わなくても誰でも心の中ではそれは思っていることだろう、と思えるのですが・・・?
これ以上自然を破壊してはいけない・・・という当たり前のことが。
(金に目がくらんだ存在は別です)









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