見出し画像

The Final Decision "We" All Must Take

39度のとろけそうな日に ”魔が差し”て、スマホを川に投げ込みそうになった話です。

フェルメール・ブルー

ひゃー!夏!エヴィヴァディセイ!夏!夏ですよ!
青い空に白い雲のコントラストが気持ちいいや!

画像5


どっかの神話では「自然界では青色の生き物や鉱物は珍しい、それは神様が世界を作るときに海の青と空の青にほとんど青を使ってしまったからだよ」とかなんとか言うじゃない?それゆえ、西洋絵画では青へのこだわりは強く19世紀には青色顔料ウルトラマリンの原料である黄金より高価なラピスラズリを求めてフェルメールは・・・<続きを読むにはいいねしてください>

画像2


機械の中の幽霊

ごめんごめん、脱線した。天気がこうもいいと饒舌になりますね。コカ・コーラもうめぇ!フェルメール・ブルーの話は今回関係なくてですね、

脳のバグの話をしますよ。バグってもんでもないのかな。

画像1

冒頭の繰り返しになりますが、
青い空に白い雲のコントラストが気持ちいいや!

なーんつって、携帯を右手に川を渡す橋を渡ってたんですよね。橋の真ん中らに差し掛かったところで、

天気もいいし携帯を川に向かって投げたら気持ちいいのではないか?

という思いつきが頭をよぎりまして、これは比喩ではあるけど割とマジで、『脳内投票』が始まりました。脳内投票緊急招集ってときどきあるんですが、みんなはどうなの?違うの?

風景としてはエヴァンゲリオンのマギシステムみたいな感じ。マギは3ノードだけど、僕の場合は 9〜17くらいのノード(端末)の投票が行われます。可決/否決の投票結果だけがリアルタイムに見えていて最終多数決で決定されます。自分は議長だけど投票権も議決権もないです。

ノード(端末)って言ってるのは、多重人格とはまた違って、別に各ノードに人格が宿っているわけでもなく、僕の知らないアルゴリズムで可決/否決を決めているってだけだからです。

スクリーンショット 2021-07-18 15.44.55

今回の投票は全17ノード参加で、投票開始と同時にまたたく間に 7ノードが可決、つまり青空に放物線を描く iphone SE2 を見たいということ。4ノードは否決し、6ノードの投票待ちとなっている状態。


先に投票結果から言うと

 可決:7 / 否決:9 (投票辞退:1) 

で否決されましたので事なきを得ました。


私という名の私達(レギオン)

スクリーンショット 2021-07-18 16.03.46

「否決で良かった〜」なんて思いながら橋を渡りきったんですよね、繰り返すけど、自分に議決権がないっていうのはそういうことです。

ここ重要なんだけど、当然、こんなもん、スマホを川に投げて良いわけあるか!と内心思ってるんですよ。でももし可決したら、きれいな放物線を描いてスマホを投げると思う。45°の角度で。

できることといえば、そっとスマホをポケットにしまい、早く橋を渡り切ろうと早足にするといった外界からの地道なロビー活動だけ。なにが議長だ!


私達が下さねばならない最終決定は

基本的には、自己の決定権は「私」が握っていてちゃんと玉座に座ってるんですよ。王権神授説っていうか盤石な君主制を敷いている。

……と、思ってるんですが、きょうみたいな暑い夏のサニーデイサンデイとか、逆に夜中の田舎駅のホームで電車を待っている時間とか、大した理由もなく玉座から降りちゃってる瞬間があるみたい。

そういうとき、私が私達<レギオン>になっちゃうわけです。私達はそういうとき、民主的に、言い換えれば脳内の電気信号で流れた先で投票で決めてる。

※ レギオン:キリスト教で悪霊の集合体を指す言葉。ここでは悪いイメージはなくてノードの集合体くらいの意味で使ってます。おしゃれだから。

魔が差すっていうじゃんね

人が「ときどきなんでそんなことをしたかわからない」っていうじゃないですか。この現象、玉座から降りてるときにレギオンが決めちゃったんだろうな。

たとえば浴びるほど飲んで記憶をなくしたのに家に帰っていたとき空位の玉座を見て、緊急招集で投票が行われたはずです。このとき私の意見と私達の投票結果が一致してたので問題がないように見えたにすぎないのです。サンクスゴッド『家に帰る』が可決がされました。

ただ、ときどきあるんでしょうね。投票結果が自分の意志と異なってることがさ。それが、魔(レギオン)が差すってことだと思います。アーメン、『道で寝る』が可決されました。

私(私達)にできることは

怖いよね。魔が差すの。どうしたらいいんだろう。
私(私達)にできることは、

ここから先は

96字

¥ 100

いつでもサポートお待ちしております。凍える荒野を行く旅人の足を前へ進めるのは、いつだって心地の良い熱を持った風だから・・・