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絶対音感雑感、苦しいことも多かった

子どもの時からピアノレッスンに通っては、聴音レッスンもガンガンやっていたせいか、絶対音感があります。

これね、絶対音感あるっていうとね、
じゃあこの音なに?
とか言ってグラスチンチンしたり、何か音立ててたり、答えるのこれ?
でも期待に満ちた眼差しで訊かれるからそれに応えなきゃって、耳を澄ませる小市民なワタシ。

あと、声でラーとか歌って、合ってる?って聞いてくる。良いんだけどね。正直なところ、合ってるかどうか知りたかったら音叉鳴らしてみるとか、音のチューナーで目で確かめるのがやはり1番だと思うの。
私もフルートの練習をする時は、それで音を合わせていくよ。

だけど、相対音感の人は絶対音感の人に対して何かうらみがあるんですかね?って笑ないよね。

そりゃ再現能力は高いです。
一度聴いたら、楽譜で見えてしまうから。
まぁワタシの場合、指の動きで覚えてしまう感じ、あーうまく言えない…この曲ならこう指が動いて弾くって感じ?

さらに、どうやら言語脳が活発になってしまうから、音楽聴き流す事が苦手だったりする時も多いのです。真剣に聴くならとても楽しい。

それから、ホームの音楽が上りと下りで混ざり合ってあれ、ワタシのことコロシに来てる?ってくらい、うへーってなるの、恵比寿駅!あなたよ!(今は違うかも?)きっと恵比寿駅で気分が悪くなって吐いてるの絶対音感の人たちだと思う(絶対違う)。
いや急いで立ち去るか。

先日、まぁぶっちゃけちゃうと東横線なんですけど、各駅停車でホームの発車ベルを聴くともなしに聴いてしまって、そしたら駅が進むにつれ、音の高さが少しずつ変化していることに気づいてしまいました。

とにかく普段は、なるべく音を聴かないようにしているわけです。耳から入る情報量が多すぎるから。
歳をとってきてそのあたりの配分が、我ながら上手くなってきたと感じています。

だって、ピアノのレッスンで、先生が弾いた曲をその場で楽譜に書くとか、そういう時しか発揮できない力なんだもの。

閑話休題。ピアノのレッスンで聴音の時間、和音やら何やらを先生が弾いて、その場で口頭で答える場合は、ドイツ音名で鍛えます。そこから長いドイツ音名との付き合いが始まるのです。
だからサウンドオブミュージックは、ドレミの歌、原語で聞いてもドゥレミィ🎵って歌っていてあれもまたナチスドイツへのアンチテーゼだったのか!なんて深読み(いや英語の映画なだけ?)

さて、そんな耳が疲れやすい私は、静かな部屋で、猫の寝息の音だけが響いている空間が理想なのです。


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