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ねこ好き作家大佛次郎氏・角田光代氏の本を読みました

ねこが好き、そして本が好きな人にとって、猫好き作家としての大佛次郎氏の本は気になるところだと思います。
そこで、大佛次郎氏が猫について書かれた文章を集めた本『猫のいる日々』を読んでみました。

入手するために、さがしまわりました。
この本は、大佛次郎氏が描かれた猫についての文章、猫がテーマの小説も入っています。お得かも(笑)
生涯500匹ほどの猫と暮らしたといわれている大佛氏。
奥様は、もともとは猫が苦手だったらしいのですが、結婚してからはむしろ猫好きになったとか。鎌倉の大佛邸に住んで居る猫、通いの猫、常時10匹はくだらない、しかし15匹までにしようと大佛氏は決めます。
どうやらそれも有耶無耶になってしまうようですが。

猫のことを愛しながらも、文筆家としての目としての文章だったり、時代を感じる「ええええ!それはヒドイ」というような話だったりと、猫をめぐる話は多岐にわたります。戦時中の食糧難の時に生き延びる猫たち。大佛氏の猫好きが知れ渡ると、猫を門前に捨てていく人が後を絶たなかったようです。大佛氏はそれを見張っては、お断りしたりしていますが、今のシェルターのような感じもします。不本意でしょうけれどね。
『スイッチョねこ』も収められていて、以前絵本で読んだのですが、可愛い子猫のうっかりした行動が大事件になる様子は、何度読んでもはらはらします。

角田光代さんが飼い猫トトとの暮らしをエッセイに記された『今日も一日きみを見てた』こちらは、続編も最近出版されたようです。私はkindleに入っていたので、こちらのみ読了。

角田さんの猫愛あふれる文章は、読むねこ好きにはきっと「あ、ここウチのと同じ!」「ここは違う」となりながら楽しめることと思います。角田さんの愛猫トトは、写真に写るのが好きらしく、カメラマンが来るとレンズの前に行くそうです。うらやま~
先ほどの大佛次郎氏の本とは異なり、一匹のトト中心な文章なのですが。
猫以前(BC)猫以降(AC)の気もちの変化などは、まさにまさに!なのであります。
そして、私もそうですが、猫派、犬派という分け方ではなくて、どっちも好き、猫飼ってるし猫好きよ。というタイプの角田さん。私も猫も犬も好きです。だが今は猫に夢中。元気な後ろ姿を見るだけでも幸せになります。

そんな猫愛に溢れる作家さんが書いた文章、まだまだ世にはたくさんあります。今後もまた、ねこ登場!な本を読みたいと思います。


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