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web詩集「金色の夢」

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叙情
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記事一覧

まんげつ

ねつきのわるいかえるが  かれはのふとんから かおをだした  なかまはみんな ねむってし…

6

イタイノイタイノ

イタイノイタイノトンデイケ  とばされたイタイノイタイノが  でんちゅうにぶつかって ない…

4

ひ と り

ひかり ひだまり ひるさがり ひらり ひばり ひるがえり ひとり ひっそり ひとねむり

未来の教室

ずっとむかし にんげんが にんげんを いじめていた時代がありました にんげんが にんげんを…

やさしい海

からだじゅうをめぐる ほそい川のながれに みみをすまして そのさきにある  はじまりでも …

ひがんばな さいた

ひがんばな さいた もえるように さいた ふれてはだめよ つんではだめよ   まいごの …

夏の祭り

長い長い 祭りが終わり 夏は地面に横たわった  ひきだしの中では 忘れられた花火が口をつぐんでいる ひんやりとした風が 町のそこかしこを撫でて 眠れない夜に サイレンの音は 遠く のびてゆく きつねのお面が コンと泣いた

はじめは みんな ねむってた

はじめはみんな ねむってた ひそやかな うみのなか かあさんの うみのなか はじめはみんな…

あるいてる

きがついたら あるいてた いつのまにか あるいてた ないてたって あるいてた あさも よる…

たきび

どこかでだれかが たきびをしている ほのおは くらやみをてらし かこをてらし みらいをよげん…

なまえ

「あれなあに?」 ちいさなゆびが、なにかをさした こどもは なまえをしりたがる あれは……

ポピーの咲く丘

ポピーの咲く丘を Kさんと歩いていた 春の日のこと 言葉を発することの少ないKさんが 満…

おくりもの

よちよちあるきの あかちゃんが おやゆびと ひとさしゆびで なにかをはさみ わたしに、さしだ…

ひかり

ひかりをおんぶして ちょうがとんでいる いつのまにか ひかりそのものになって そらに とけていった