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エシカルに働きたい。

何で働いているんだろう?


『エシカル』って何ですか?
とご質問いただくことが増えました。
近年では「環境に良い」という意味でよく使われるようになった「エシカル」ですが、本来は「倫理的」「道徳的」という意味です。

環境に良いこと=倫理的であり道徳的である。という解釈から、広く使われるようになった「エシカル」という言葉。

私は、13年前にエシカルな暮らしを始めたことから、暮らしや消費だけでなく、働き方や生き方も「エシカルな人でありたい」と、常々思うように。

ですがそんな私も、2番目の長女(我が家は3人兄妹で、男の子・女の子・男の子がいます)の出産まで、普通の勤め人でした。※詳しくは著書『暮らしは楽しくエシカルに』書いています。

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普通にフルタイムで働いて、毎月同じお給料をいただく。65歳になったら定年退職をして、老後は年金生活。

そんな誰しもが描くであろうクッキーの型抜きのような人生に、何の疑問も抱いたことはありませんでした。お給料には満足していましたし、仕事が嫌いなわけじゃない。特に不都合があるわけではありません。

でも、長男を預けて(保育園が大嫌い)、長女を産んで、また仕事に復帰する。ということに、違和感を感じ始めていたのです。

「私が今、一番やりたいことは何だろう?」

そう考えることが多くなってきたとき、人の人生がぐるりと違う方向に向くのかもしれません。その答えはなんと「子育て!」だったのです。

今しかない子どもたちの瞬間に、是非とも立ち会って生きてゆきたい。食の安全を確かめたものを食べさせたい(実際に長男を保育園に預けたときは、給食をほとんど食べず…一日中泣いてばかりの子でしたっけ)。自分の目で成長を見たい。テレビ漬けにしたくない。ゲーム漬けにしたくない。自然にたっぷり触れさせたい。と、自分のやりたいことをあげればキリが無く、とても人に任せられるような内容ではありませんでした。

ならば、全部私がやればいいんだ!と腹を括り、仕事をやめて、どっぷりと子どもたちと関わる数年間。ほとんど毎日お弁当を持って、近所の公園や山や川に遊びに行き、8時には絵本を読んで寝る。そんな生活を続けました。

この時間は、私にとっての大きな転機となりました。小さな子供が何をどう感じ、何をどうやって学んで自分のものにしてゆくのか?ということを、目の前でじっくりと見られたという体験は、宝物以上の時間。仕事では得られない経験をさせてもらえた、人生一度きりの子供たちからの贈り物だと思っています。

実際、仕事が大好きだった私が仕事を辞めるなんて、周りの人たちは本当に驚いたみたい。親友には「一生独身でバリバリ仕事すると思ってたわ」と言われていたくらいです。

『所属する雇用形態』では時間を生むのは難しい


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こんな時間もフリーならではですね!

仕事を辞めたとき、一番言われたことは
「一度仕事を辞めると、30代以上の再就職は難しい」ということ。

そりゃそうです。そんなことは百も承知。
だから、もう「就職」という概念自体を、退職と同時にクシャクシャと丸めてゴミ箱に捨てたのです。

反対に考えたことは、
「自分の強みを生かして、死ぬまでできる仕事を探そう」ということでした。

考えてもみてほしいのです。
もし、私が日本人女性の平均寿命である87歳(令和4年は87.09歳)まで生きたとして、定年を65歳で迎えたとします。

私は20年以上も、働かずにいられる自信がありません。病気になるかもしれないし、命はいつ終わるともしれませんが、もし元気なら、20年以上も働かずにいるのはもったいない。

子育ても終わってひと段落し、様々な経験から知見も広がっているであろう年齢、やや頑固になっていることは除いても、身体も心も元気なのに、肝心な雇用がないのは寂しすぎます。

それならば、自分が死ぬまでできる仕事を自分で作ってみよう!そんな風に考え始めました。

それに、エシカルな暮らしをどうしても実践したかったので、暮らしの中での「実験」が必要になってきます。あぁでもない。こぉでもない。と、色々と試してゆく中で「これなら忙しくてもできるかも!」を発見するには、私には時間が必要でした。でも、その時間の確保は3人の子育てをフルスロットルでこなし、どこかに所属した勤務形態では、なかなか難しい。

そこで、ある一定期間は収入が低くても仕方ない!と割り切り、自分のできることで、収入になって、時間も確保できること。を模索しました(※こちらの内容は、具体的に、どんな本を読んで学び、どんなキャリアを築き、どんな風にインスタグラムを始めて、本の出版に至ったかを今後有料記事で配信していく予定です)。

エシカルな働き方を考える

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今現在の私の働き方は、フリーランスです。
働くのは月・火・水・木の4日。10時〜15時(午前中で終わることもあります)。金曜は私の休息日。土日は、中学では陸上部・火曜・木曜・土日は硬式野球のクラブチームに所属する長男や、学童野球チームに所属する長女(水泳の選手チームにも所属)・次男(陸上クラブチームにも所属)との時間を一緒に愉しむため、積極的に関わっています。今日は山の上の球場、明日は川のそばの球場、来週はプールの中、その次は陸上競技場、はたまた学校のグラウンド。と、あっちこっちと大荷物を持って移動。

たまぁに、コピーロボットが欲しくなる時もありますが、よく寝て、適度に運動して、きちんと食事をとっていると、割と健康で元気でいられるからか、毎週が楽しみになっています。

もっと詳しく話せば、学校ではPTAの副会長もやりましたし、幼稚園では会長もやりました。子育てに関してだけは「やり切った!あとは好きにしなはれ!」と、子どもたちを送り出したい!と強く思っているところがあります。

というのも、いくら子どもたちと関わったとはいえ、きっと後悔や反省があると思うのです。大きくなったとき「あぁ、もっと関わればよかった」と後悔しても、そこにあの頃の子どもはいないですものね。

だからこそ、働き方をエシカルに。つまり、働きすぎの時間を縮めて十分な収入が得られるようにしておく。体力や気力があるうちに、その種を蒔いておくのが大切なのではないでしょうか?

そのために必要なのは、学びです。そして、失敗です。
失敗せずに成功するなんて、絶対にあり得ません。

私もたくさんの失敗をしました。
その度に、学び、改善し、また挑戦する。の繰り返しです。
それが実になるのは、5年後かもしれないし、10年後かもしれません。

それでも、種は蒔き続けるべきです。
働き方や、生き方を変えたいと思うのなら。

特に女性は、結婚や出産や閉経などでライフステージがどんと変わりがちです。
だからこそ、時間や場所、そしてモノに縛られない生き方や暮らし方ができると、実は低コストで生きてゆくことができ、本当にやりたいことに集中できると感じています。

時代がぐるんと変化しそうな今だからこそ『エシカルに働く』をぜひ考えてみて星と思います。

今日もゆるっとエシカルに。

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