「モテ」を買えない

こちとら自意識過剰を22年やってるから商品名に「モテ」ってついてたり、パッケージにでかでかと「モテ」と書かれていると、どうにもレジに持って行きにくい。

あ、モテたいんだって店員さんに思われる気がする。こわい。無理。
いや、ひたすら忙しくレジ打ちしてる店員さんに、そんなこと考えてる暇ないだろうってのはわかってる。わかったうえで、やっぱりどうしても気になって無理なので、慰めは不要。

「モテ」がつく商品名の化粧品を使ってるとことを友達に見られて、「あ、それモテ〇〇だよねー」とか言われても無理。
「それなに?」って聞かれて、「これ?モテ〇〇だよー」とか答えるのも絶対無理。言えねえ。

これは、モテをバカにしてるとかではなくてですね。わたしもモテたいんですよ。圧倒的にモテたい。めちゃくちゃモテたい。馬鹿ほどモテたい。
そもそも100人中99人に嫌われても1人がわかってくれればいいとか、わけわからんって思ってるタイプですからね。普通に100人いたら100人全員から好かれたい!!!

でも自意識過剰が邪魔をする。モテを意識してると思われるのが恥ずかしい。
モテネーミング商品に限らず、モテようとしての行為を人に見られたくない。たとえ人に見られてなくとも、第三者としての自分が斜め上から見てくる。そして笑ってる。この自分からは、どうしたって逃れられない。

こういう自意識過剰っぷりが、一番のモテない原因だってのはよーくわかってるんだけどな!!!

#エッセイ #コラム #モテ #自意識

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