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初めて理不尽を知ったあの日と出会い。

「今までのやり方にプライドはないの?」

あるあるかもしれないけど、冷たくジリジリと脳裏に焼き付いた記憶。
さて、皆さんはどんな場面でこれを言われたと思いますか??

高校生のときに理不尽な目に遭っていました。
部活で顧問からです。
あれはすこぶる面倒だったなあ。

でも、代わりに素敵な出会いもあった話です。

パッと呼び起こされた。
私だけかもしれないレア体験。
初めて理不尽を知ったあの日。

その顧問との出会いは中学1年生の頃。


私は中高一貫校に通っていて、中学~高校まで合唱部に所属していました。
入りたてのときは優しい先生だった。
何なら高校1年生まで。
笑顔が素敵で、笑うと三日月のような目になる方。

でも中学生の頃から唯一、心に引っかかっていたのはお気に入りの生徒を見つけると顧問の部屋でベラベラお喋りをしていたこと。

ある日、本性を知ってからあの笑顔はもう悪魔の微笑みにしか見えません(言い過ぎかしら)。

顧問はお気に入りの生徒を見つけることと顧問という立場が大好き、だけど教えるのはダルい、本気で頑張りたい生徒を放っておくという考えの持ち主でした。
本気で頑張りたかった私とは合わなかった。

頑張りたいのに理不尽の壁で頑張れないって辛いんですよね。

(ちなみに、顧問は合唱部出身の音楽教員です)

高校2年生の6月、私は合唱部の部長になりました。
10年近く大会で賞を獲っていなかったから「目指せ金賞!」の気持ちで部長生活を始めました。同期も同じ心意気、これが本当に助かった。

ある日、同期の皆でこれまでの練習の何がいけないのか/何をするべきなのか話し合ったことがありました。

高校入学当初から顧問のやる気なしはうっすら見えていたので、

「顧問交代を校長突撃して相談する?(▶本当にやりました)」
「外部の講師って雇えるのかな?」

なんてアイデアも出ました。そんな中…

「発声練習が少なすぎる!10分もやってないもん!変えたり増やしたりしてみよう!」というものが出ました。

なので顧問に発声練習を変えたいという希望を出しました。言われた言葉が

「…え?じゃあ、今までのやり方にプライドはないってこと?」でした。

ん?!

まずは「一旦生徒の意見を尊重しろよ」と感じました。
それに「今までのやり方で失敗しかしてこなかったんだから変えなきゃいかんだろ」とも。

でも冷たい圧が怖くて何も反発できなかった。「…変えます、変えたいです」としか言えなかった。

「あっそう」で終わりました。

もう一度言いますが、顧問は教えることではなく部員とお喋りすることが好きな方です。
部員目線からしても教え方に技術があるとは思えない。

別の日

顧問は私たち同期が嫌いで殆ど話さない・後輩とはしょっちゅうお喋りなので、顧問を放っておいて私中心で同期が挑戦したいことをガツガツ始めました。

そんなことをしていたら、1学年下の後輩が顧問に呼ばれました。

「何を聞かれたの?」と質問してみたら
「(急に呼び出されて)私合唱教えるの嫌なんだよね😂って言われました。いきなり言われたので困りましたよ」と。

普通そんなこと生徒に言いますか??
飽きれと絶望です。

ここら辺で一旦切っておこう。

次回「音大合唱指導専門コースから凄腕副顧問が赴任して来た!同期歓喜の涙!顧問とのバチバチはいかに!?」
です。
大好きな副顧問も、顧問から大変苦しい想いをされたのですわ。

つづく。

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