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Voicyパーソナリティになった理由

フリーアナウンサーの広末リサです。
伝えること・話すことについての考えを発信しております。

このたび、2023年のVoicy「毎日新聞ニュース」土曜日担当のパーソナリティに就任しました!

これまでは司会・ナレーターを中心に活動してきたため、このように定期的に多くの人たちに声を届けるということは初めてのことです。
私がどうしてVoicyパーソナリティになりたかったのか、Voicyパーソナリティの活動を通じてこれからどうなっていきたいのかということを書き留めておきます。

①パーソナリティに応募したきっかけ
②どんなパーソナリティになりたいか
③どんな人が選ばれるのか

①パーソナリティに応募したきっかけ

これまでに官公庁主催のレセプション、著名人のトークショー、イベント等、様々な機会で司会を務めさせていただきました。人前で話すことや伝えることが好きで司会の仕事が大好きで続けてきました。

仕事にも慣れてきて、コンスタントに依頼を頂けるようになってきた頃のこと。司会をしている自分を客観的に見たときに「ん?なんか同じようなことを前にも言った?」と思う瞬間が出てくるようになりました。
仕事に慣れれば慣れるほど、話をする内容がルーティン化してきていたのだと思います。
悪いことではないかも知れないのですが自分の成長が止まってしまうような危機感を覚えるようになったんです。
そこで「なにか新しいことに挑戦がしたい」という思いが湧いてきていました。
「声を使う仕事」というのは私が当初から軸に置いてきたことだったので、声を使う仕事で新しいこと、自分の活動の幅を広げることに目を向けようと思いました。

そんな時にフォローしていたVoicyパーソナリティのTwitterで目にしたのが”Voicyニュースパーソナリティオーディションの案内”でした。
もともとVoicyを聴くことが好きで、家にいるときや仕事に向かう途中などにあらゆるパーソナリティの配信をながら聴きしております。
最初にVoicyでニュースを聞いたのは2020年。DJ Nobbyさんの「きのうの経済を毎朝5分で!」でした。DJ Nobbyさんの聞きやすく安定感のある声と、経済用語の解説がわかりやすく毎朝の習慣になりました。

週に1回声を届ける機会を頂けて、活動の幅を広げられる。
それも、大好きなVoicyで出来るなんて。

まさに「なにか新しいこと」を求めていた今の私にぴったりだと思ったのです。

毎日新聞ニュースを始めとして、Voicyが運営するニュースチャンネルでは、パーソナリティがニュースについて深掘りしたり、考えをお話しされたりと、それぞれに日々の出来事と向き合っていらっしゃいます。
私も一リスナーとして、そういった配信から気づきを得ることや、共感したりすることが多く、ニュースを知る以上の価値をvoicyの配信から得ていると感じます。

私もそういった価値を提供したい、リスナーさんにとって役立つ情報をお伝えできるようなパーソナリティになりたい!と考え応募を決めました。

②どんなパーソナリティになりたいか

このチャプターのテーマは「これからどんなパーソナリティになりたいか、パーソナリティの活動を通してどんな自分になりたいか」についてです。

一つ目は、リスナーと近い温度感でいることです。

世の中の話題に敏感になり、今どんなニュースが求められているのかということを踏まえてニュース選びが出来ることが、まずは大前提だと思います。

まずは、自分の周りの人たちが日々どんな感覚で毎日を過ごしていて何に興味があるのか、アンテナを張って想像できるようになること。
それは、いろんな人に会って話を聞いたり、休日に混み合う場所にあえて出掛けて雰囲気を肌で感じたり、といった日々の行動の積み重ねでもあります。
そして、コメントをいただくリスナーからの声に耳を傾けて、どんな風に自分の発信する言葉を受け止めているのかを知ることだと思います。

それが、日々ニュースを選ぶうえでのセンスを養うことにもなり、親しみを持てるパーソナリティに近づく第一歩なのではないかと考えます。

二つ目は、様々な視点・立場に立って物事を捉えられることです。

自身の初回放送でも言及したのですが、私はカナダに留学をしていた時に日本を外の国から見て、今まで見ていた世界はとても狭かったこと、今まで思っていた常識は世界では全く通用しないということを知りました。

例えば、私はワーキングホリデーでカナダに住んでいたので現地で働く際に銀行口座が必要でした。現地の銀行に行くと口座をつくるのに面接が必要だと聞かされました。それに、お金を預けるのにプランに応じて手数料が掛かるとも。
日本では身分証明書と印鑑さえあれば簡単に銀行口座が作れるし、ましてお金を預けている顧客が銀行にお金を払うなんてことはあり得ませんよね。
本当に信頼していい人物なのか、どんなお金を預ける予定なのかを面接で一人ずつ確認しているようです。銀行の奥にあるデスクに連れていかれて銀行マンと1対1の面接。
余談なんですがその時に私は一つミスを侵しました。

面接担当者:「お金はいくら預ける予定なの?」
私:「About 10000$」(10万円のつもり)
面接担当者:「No problem!」(満面の笑みで頷きながら)

その時、「あ、一桁間違えたかも」と気づきました。10万円=1000$と言うべきところを、数字の計算を誤って一桁多く言ってしまったのです。つまり、およそ100万円です。
もう後戻りできず。予定ということだから実際に預けなくてもいいよねということで面接は無事に通過した、という出来事がありました。もちろん実際にそんな額を預けることはありませんでしたが特に追及されていません。。(預ける金額を聞かれる前から口座の作成は出来そうな感じで話が進んでいたので本来言うつもりだった「1000$」と言ったところで面接に落ちるということも無さそうでした)

・・・こんな感じで自分の常識は他人の常識ではないということを学びました。

ニュースを伝えるうえで、同じ出来事でも、自分の世界では常識だと思うこが誰かにとっては珍しい経験ということも多くあるでしょう。ある立場の人にとってはプラス、ある立場の人にとってはマイナスなことも沢山あるはず。

いろんな立場から多角的にニュースを捉えて、常識に捉われずに向き合う姿勢というのを持ち、影響する人々に思いを巡らせることができるようになりたいです。

三つ目は、殻を破って自分の素を出せるようになることです。

私は、今まで人前で話す仕事を約5年間続けてきましたが、いまだに「ちゃんと喋らないと」とか「間違ったことを伝えてはいけない」「こんなことを話したら聞いている人にどう思われるだろう」と考えて、無難な話に落ち着くみたいなことがあります。

そこには自分らしさみたいなものが欠けていて、殻を破れておらず自分をさらけ出すことが出来ないんです。これは話す仕事をしていくうえで大問題だと認識しています。
綺麗に原稿を読める、正しい発音でアナウンスができる、というのは、AIが進化して、既におおよそ出来るようになってきているからです。テレビでもAIがニュースを読む番組が出てきていますよね。

Voicyニュースパーソナリティとして自分をさらけ出すというのは自分の話を延々とするということではなく、ある出来事や事象に対して私のフィルターを通して言葉にすることや、私なりの方法で切り取ってみること。それを聴いてくださる方から共感を得ることができれば、それが理想的な状態かなと思います。

既に、放送を2回終えて何人かの方からコメントや感想を頂きました。

そこには「私も海外へ出て分かる、気づくことを知りました!」という共感の声や、「瀬戸内の海の情景が浮かんできた」「みかんが食べたくなった」(実家が愛媛のみかん農家です)というように、私の持つ個性を認識してもらえたと感じる声がありました。

そういった声を聴いて、私の持つキャラクターや色みたいなものは、「海外にいた時のような外から日本を見る視点」「地方での暮らしや農家での経験から得た感覚」みたいなものなのかなぁと、ぼんやりとですが見えてきたような気がします。

そんな自分の個性や色を出すことにチャレンジしながら、Voicyを楽しみに聴いてくださるリスナーの「あなた」に向かって話を届けたいと思います。

コメントを頂いたことで、聴いてくださっている方がいる!という喜び、私の話が届いているんだ!という自信を感じることができ、本当に救われる思いになりました。コメントや感想をくださった方、本当にありがとうございます。

余談ですが、今まで私はVoicyについては割とサイレントリスナーに近くて、積極的にコメントを出す方ではなかったのですが、コメントを頂くととっても嬉しいことに気づかされました。だから私も、最近はちょこちょこコメントを出すようにしています。

③どんな人がパーソナリティに選ばれるのか

どんな人物がニュースパーソナリティのオーディションを通過するのでしょうか。もし、これからVoicy公式ニュースパーソナリティに応募したいと思う方がいらっしゃいましたらこのチャプターも読んでみてください。

2023年のVoicy公式ニュースパーソナリティオーディションの募集要項を見てみますと

毎日新聞ニュース
・毎日新聞の声のアンバサダーとしてニュースを届けたい方
・ニュースやトレンドに関心がある方(その日のニュースをテーマに話していただければと思います)
・何かに真摯に取り組まれてきた方、現在取り組まれている方

https://event.voicy.jp/audition2023

ほかにも各チャンネルによって

Voicy Morning News(現在はVoicy Night News)
・アナウンサーやナレーターを目指している方
・社会や経済ニュースに関心がある方
・明るく、コミュニケーションや発信が好きな方

https://event.voicy.jp/audition2023

Voicy ITビジネスニュース
・ITやスタートアップ企業、企業のDXに携わる方
・テクノロジーに日頃から触れ、親しんでいる方
・新しいことを取り入れたり、勉強するのが好きな方

https://event.voicy.jp/audition2023

ここで注目したいのが、どのチャンネルの募集要項を見ても「テレビ局でのアナウンサー経験がある」「記者の経験がある」のような文言はありません。
実際、現パーソナリティは、アナウンサー、ナレーター、声優のような声を使うことを生業にされている方も多くいらっしゃる一方で、大学生、会社員など話すことを主な職業にされていない方も沢山いらっしゃいます。

その理由は、パーソナリティに求めているのは”きれいな読み”や”聴きやすい声”だけではないからだと私は思います。

大学生なら大学生ならではの感じ方があり、社会人からすると新しい気づきに繋がるような話が聞けるかもしれません。
会社で人事を担当されている方なら採用活動や働き方について私見をお話しできるはず。

私の予想でしかないのですが、このように世の中のあらゆる立場の方が加わることにより、それぞれの視点からニュースを切り取ってもらいたいという運営側の思惑があるのではないでしょうか。
リスナーにとっても、自分と同じような立場の人を見つけやすく親近感をおぼえるはず。

そのため、もしあなたがVoicy公式ニュースパーソナリティに応募を考えているなら、何か自分の個性を伝えられると強いかと思います。
そのうえで
「何かを伝えたいという意欲」
「パーソナリティになりたいという情熱や思い」

を言語化できるかということなのではないでしょうか。
プラスアルファとして
「発音の聞き取りやすさ」「声質」などもある程度は見られているかと思うのですが。

あと、これはチャンネルにも依るかもしれませんが毎日新聞ニュースでは配信するニュースはパーソナリティが選んでおり、フリートークの内容も一任されています。
そのため、一定の常識的な判断ができる人か、信頼が置ける人であるか、というのも見られているかも知れません。

また、「スポニチニュース」「Voicy ITビジネスニュース」のような専門的なチャンネルは、その分野の知識に長けていることが何よりの強みになるでしょう。

毎日新聞ニュースの募集要項にも、何かに真摯に取り組まれてきた方、現在取り組まれている方とあります。
もしあなたがパーソナリティに応募したいと思っていて、一つの分野に対して専門的な知識や経験をお持ちなら是非アピールすべきです。

まとめると、Voicyニュースパーソナリティは、アナウンスの訓練を受けてきた方、特別な話し方の技術を持っている方でなくても、誰にでもチャンスがあると言えるでしょう。
しっかりと自分の個性や思いをアピールすることが大切だと思います。

私の場合には前述した通りのこれまでの司会やナレーターとしての活動実績や、活動の幅を広げたいという思いを伝えました。(オーディションでは1分以内のPRを話した声を提出します)
上手く伝えられたとは思っていませんが、”想い”を伝えることに重きを置いて話しました。
チャンスを与えてくださった運営担当の皆様には本当に感謝しています。

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ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます!
次回からは、Voicyパーソナリティとしての立場からも、伝えることを通しての気づきを共有できたらと思っております。

Voicy毎日新聞ニュース 私の初回のリンクを貼っておきます。

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