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【イタリア発!】13歳の息子の初プチひとり旅!サッカーACミランの聖地、Casa Milanに行った話

「ママのお友達と会ったら、ちょっと抜けていい?一人でCasa Milanに行ってきたいんだ。もう調べたよ。ここから地下鉄に一回乗れば行けるみたい」

アメリカから家族でやって来てイタリア旅行中の友人かやこと会うために、私は息子(13歳)とミラノの大聖堂前にいました。

Casa Milanは世界中からファンが訪れる聖地のような場所です。大のACミラン推しの息子は、その中のトロフィーやユニフォームが展示してあるミュージアムに行きたい!というわけです。

例えば東京に住んでいる13歳ならひとりで電車や地下鉄に乗って出かける経験はもうあるかもしれません。

電車も地下鉄も走っていない小さな町、クレモナで生まれ育っている息子にとってミラノは大都会。頻繁に訪れる場所じゃないから土地勘だってないはず。ひとりで電車に乗ったこともありません。ところが、「ひとりで大丈夫だよ、行ってくるよ。」って、にっこり笑っていうわけです。

「心配ない」と言えばうそになります。やっぱり少し心配。

ミラノ、特に地下鉄はスリが多いので、大人だってカバンをしっかり持って貴重品の盗難に十分気をつける必要がある。

そして、「大都会ミラノで別行動をとって、クレモナに戻る電車に乗る前にもし会えなかったら?」という不安だって頭をよぎる。

「いいよ、行っておいでよ!」と言ってしまったばかりに、何か事故や事件に巻き込まれることだってあるかもしれない。

「危ないから、ダメ」「心配だから、ひとりでは行かせられない」って言って一緒に行動するほうが楽なことはわかってる。

ちょっとした葛藤はありましたが、ママであるわたしの意思決定は、

「行っておいで!でも、十分に気をつけてね!」

でした。

「突発的に何かが起きても彼なら大丈夫、素早く的確な判断ができて動ける」って思ったから。

彼を信じているし、内発的動機付けからくる「やりたい」という気持ちはできる限り尊重したいんですよね。

息子はニコニコでプチひとり旅に出発していきました。

そして、旅の途中で動画を送ってくれたり、ミュージアムの様子をメッセージで実況してくれたりサービスに余念がない辺り、余裕あるな。

こうやって彼はいつもギフトをくれるんですよね。
ひとりで出かけたはずなのにね。一緒にいる感覚になる不思議な人です。

「ちょっと聞きたいことがあるんだけど…ショップですっごい気に入ったTシャツを見つけちゃってー。買っていい?」

えっとー、息子よ、ACミランのオフィシャルショップのTシャツですよね?それは、お高いですよね?

って、一瞬思いましたけど。

そこまでひとりで行って、見つけちゃって、買いたいってママに電話までかけてきて。それは欲しいよねー。

ってことも思うわけです。

「いいね!せっかくだから買ったら?」

プチひとり旅から無事に戻った息子と大聖堂付近で再会した頃には、すっかり日も落ちて暗くなっていました。

クレモナに帰る電車の中で、息子がニコニコしてリュックからACミランの紙袋を取り出し始めます。

「Tシャツは高かったからさ、大きめのサイズにした。しばらく着られるように」

息子よ~、なんとママ思いの子なんだ。しかも、パパでも着れそうなサイズだよ、笑。

「あとね、マグカップも買った!」

えっ?

息子よ~、めっちゃ高級なお値段のマグカップよ、それ。
ママのマグカップの5倍の値段の値札がついてるよ、笑。

でも、いいんです、いいんです。
自分から提案して、行動を起こして、動いたんだから。

「ミュージアムにね、写真が撮れるスポットがあって、みんな撮ってたんだけど、僕、ひとりだったから撮れなかった。ほら、見て、ここ。だから、次は一緒に行こう!」

あら、うれしい。ママ、誘われてる。
またハッピーなギフトをもらっちゃった。

内発的動機付けからの言動はどんどん叶えていけばいいんです。
ハッピーが増えて、周りにも伝導するんだから。

(つづく)

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おまけ! 2023年の振り返りをちょっとだけご紹介します。

私は”会いたい人に会いに行く”活動家です。
うれしいご縁に恵まれて、活動の場が広がり続けています。

活動の記録はInstagramで発信中。気になる方はのぞいてみてください。フォローも大歓迎です!

#会いたい人に会いに行く
#行きたい場所に行く

内発的動機付け(=ワクワク)により「会いたい人」に会うことができている2023年の活動を引き続き少しずつ振り返って、マガジンにもまとめていきたいと思います。

最近思うことは、「この2つのことに向かっていれば、間違いない」ってこと。

自分の内側から沸き起こる「〇〇したい!」がいい未来につながっていく感覚です。

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準レギュラーを務めるビジネス系Podcast 「働き方ラジオ」がライフワークです!と大きな声で公言しています

ビジネス系Podcast

様々なPodcast番組を聞くのが大好きで、特にビジネス系Podcast 「働き方ラジオ」は3年聞き続けている間に何度かゲスト出演させていただきまして。気づいたら準レギュラーになっていました。番組のプロデュースにも参画中。

ゲストをお迎えする回では、対談前の「働き方ラジオの控え室」にてミニトークで出演しています。

ではここで、今週の新着をご紹介します!藤澤製本 代表 藤澤佳織さん、通称「よめさん」ゲスト回です。

『#141-1 「町工場のよめ」という新しいキャリア』

町工場のアトツギ嫁として代表取締役を志願し就任したよめさんからお話を聞きました。前半では、よめさんの幼少期の性格から、代表になる覚悟を持った理由までをお聞きしました。テキトーフォーミーというコンセプトについては働き方ラジオ#138でご紹介しています。

働き方ラジオ公式より

こちらからどうぞ!▼



最近の活動の様子をパーソナリティと2人でざっくばらんに話している回はこちら▼

関係性作りの天才リサさんに、人と繋がり、仲間になっていくための秘訣を聞きました。バイブルである書籍「サードドア」の話も出てきます。

「働き方ラジオ」解説より

リサさんが温度の伝わる文章を書ける秘訣は、小さい頃から続けていた「文通」でした。営業に必要な提案力についても話しました。

「働き方ラジオ」解説より

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