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探訪記〜こども本の森 中之島

8月9日朝、念願の「こども本の森 中之島」に行きました。
こんな空間が存在してよかった、と思わずじんとしてしまうほどの感動があったので、かんたんに記録に残しておこうと思います。

外観。オープン前からたくさんの親子が並んでいます。
大階段と、壁を埋め尽くす絵本たち。

壁一面を埋め尽くす絵本たち、開放的な大空間、さまざまなスタイルの読書エリア。。。子どもと本の出会いのためにデザインされた建築は圧巻です。
が、建築以上に私の心を動かしたのは、蔵書の並びでした。

すべての蔵書は、下記11のテーマに分かれて並んでいます。
まずこのテーマ設定に脱帽です。「自然」「人間(体)」「動物」という捉えやすいテーマから始まり、「生活」「食」など日常にもストーリーが存在することに気づかされ、「世界」「アート」と視界が広がり、「未来」「自分の将来」「いのち」という問いを投げかけられる…。なんというストーリー性でしょうか。


  1. 自然とあそぼう

  2. 体を動かす

  3. 動物が好きな人へ

  4. まいにち

  5. 食べる

  6. 大阪→日本→世界

  7. きれいなものたち

  8. ものがたりと言葉

  9. 未来はどうなる?

  10. 将来について考える

  11. 生きること/死ぬこと


11のテーマで本棚は分けられている。
テーマの中はさらにカテゴリで分かれている。

テーマの中は、さらにカテゴリで細分化されています。
このカテゴリについて特に驚いたのが「未来はどうなる?」のテーマ。電車、ロボット、AIなどのテクノロジー関連のみならず、歴史や戦争に関するカテゴリも含まれていました。戦争含む歴史を、過去として切り離すのではなく、未来を考えるための要素としている。なんだか、とっても本質的だなあと感じたのです。

また、何より素敵だなあと思ったのが、絵本・小説・漫画などの種別関係なく本が並んでいること。小さい子にとっては、どこまでも世界が広がっていることを感じられ好奇心がくすぐられるし、大きい子にとっては、昔読んでた本に偶然出会い立ち返るきっかけになるように思います。

子どもたちが、本に出会い、視界を広げ、考える。そのための工夫・こだわりが随所から感じられる、本当にすばらしい空間でした。
また再訪したいですし、自分の子どもができたら必ずや連れていきたいです。

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