リスク対策.com

危機管理が新たな価値を創造する、そんな社会を目指し、地域( Com munity)を守…

リスク対策.com

危機管理が新たな価値を創造する、そんな社会を目指し、地域( Com munity)を守る人、会社(Com pany)を守る人に向け、危機管理に関するさまざまな情報を発信しています。

マガジン

  • 危機管理ビジネスEXPO

    危機管理に役に立つ製品やサービスをまとめていきます。

最近の記事

ダッコちゃんの技術が生かされた防毒・防煙マスクが火災から命を救う

「この商品開発のきっかけは1972年にアメリカで制作された映画タワーリングインフェルノ」と熊谷氏は語る。高層ビルでの火災を描いたこの映画を受け、サンフランシスコ市の消防局は世界各国から火災から人命を守るための技術をかき集めた。1980年代にはロサンゼルスのビルで実際に大規模火災があり、多くの人が一酸化炭素等の有毒ガスによる中毒で命を落とした。そこで、小型で高品質、安価なモノづくりが得意な日本に対し「有毒ガスから人命を守る製品」の注文が入り、国内の大手商社や化学メーカーらが集ま

    • どこにでも設置できる浸水対策システム止水シート

      今回紹介する商品は、豪雨などによる水害から、建物や設備を守ってくれる浸水対策シートです。 浸水対策といえば土のうを思い浮かべる方が多いかと思います。麻袋のような袋に砂を入れて、水が入っては困る場所に積み上げるようにして使います。日本では長年使われていてメジャーな土嚢ですが、まず、作るのが大変。2人一組になって、土を袋に詰める作業から始めなくてはなりません。次に、運ぶのが大変。重いですし、大量に必要ですから、腰を痛めてしまうかも。時間がかかることも課題でした。また、使い終わった

      • バーチャル警備システム

        今回紹介するのは、大型ディスプレイに警備員を3Dモデルとして表示した「バーチャル警備員」セキュリティシステム! AIを活用した警戒監視や受付業務などを「バーチャル警備員」が提供。全部コンピューター任せにするのではなく、クラウド制御により、どこからでもモニタリングや設定操作が可能で、少ない警備員が大きな施設を効率よく警備するのに役立つというものです。 これにより人員配置の効率化とコストを抑えながら警備強化を実現することが可能になったという、高齢化社会にとても役立つ製品なんで

        • 火災発生時の有毒ガスを除去するスモークブロック

          災発生時には、一酸化炭素ガスをはじめシアン化水素など強力な毒性をもつガスが大量に発生し、それらのガスが神経系を麻痺させ死に至らしめます。 一般住宅火災で亡くなる方の4割は一酸化炭素中毒が原因と言われています。昨年のビル火災でも、一酸化炭素中毒で多くの命が奪われました。こうした有毒な煙の中でも、少しでも生存確率を高めたいと考えられたのがこの商品「スモークブロック」です。 スモークブロックは、有毒ガスや煙を除去し、視界を確保し、熱や炎から頭部を守る安全に初期消火活動を行えるフル

        ダッコちゃんの技術が生かされた防毒・防煙マスクが火災から命を救う

        マガジン

        • 危機管理ビジネスEXPO
          12本

        記事

          【緊急勉強会】 ワクチンの職域接種における注意点と必要な事前準備

          6月9日(水)16:00~17:00 定員50人 政府は、新型コロナウイルスワクチンについて、企業・団体、大学などでの「職域接種」を6月21日から始めると発表しました。注意すべき点や必要な事前準備などについて、医師で危機管理専門家の秋冨慎司先生にうかがいます。 当日は、できる限り、皆様のご質問にも答えていただく形で進めていくことを想定しております。事前にご質問事項があれば、申し込みの際にご記載ください。 【主な項目】 ・ワクチン接種の基本的な流れ ・必要な人員と役割(医

          【緊急勉強会】 ワクチンの職域接種における注意点と必要な事前準備

          菅氏の官房長官としての危機管理広報を考察する

          最後の定例記者会見にみる広報スキル 9月14日、官房長官として最後の定例記者会見に立った現・菅義偉首相。その会見では、政府の危機管理力について多くの質問がありました。やり取りの中にリスクマネジャー、危機管理担当者に役立つ情報があると感じたことから、今回は菅氏の官房長官としての最後の会見内容を考察します。 記者の誘導に乗らず自分の土俵に持ってくる 記者:政権のスポークスマンとしてどういった心がけで臨んできたのか。印象に残る会見は何か。 官房長官:午前、午後の会見に加えて危

          菅氏の官房長官としての危機管理広報を考察する

          コロナ対応に求められるリスクコミュニケーション

          注意すべきポイント、 伝えるコツを解説 「ちゃんと指示したはずなのに徹底されない」 「繰り返し同じようなことを言われて聞く気にならない」 「なぜ、こんなことまで言われなくてはいけないのか理解できない」……。 新型コロナウイルスの対応を巡っては、組織内のコミュニケーションがうまくいっていないケースもあるようだ。未知のウイルスなだけに、人によってリスクの受け止め方や考え方が異なり、ちょっとしたことで、お互いの不信感が高まってしまう。顧客などとの対外的なコミュニケーションについて

          コロナ対応に求められるリスクコミュニケーション

          「パワハラ防止法の対象にもなるコロナ問題」を解説

          「検査もしないで出社するなんで、私に感染したらどうしてくれるんだ!」 IT企業のコールセンターに勤務しているAさんは、先日体調を崩し3日間ほど会社を休みました。37.2度の発熱に加え、せきが出る症状もあったことから新型コロナの感染も疑われましたが、周りに濃厚接触者もおらず、翌日には熱も下がったため、自宅で安静にしていました。念のためにAさんは地域の「新型コロナコールセンター」に連絡し、最寄りの保健所の相談窓口の連絡先を教えてもらい電話相談も行いました。しかしながら、他の感染

          「パワハラ防止法の対象にもなるコロナ問題」を解説

          新型コロナウイルスにおける風評被害の実際とSNSにおける対策

          風評被害を受けた社長が全てを語る なぜ、どうやって風評は起きたのか? 危機管理の専門メディアであるリスク対策.comは10月6日(火)、「新型コロナウイルスにおける風評被害の実際とSNSにおける風評対策」をテーマにウェビナーを開催します。 新型コロナウイルスで思わぬ形で風評被害を受けた会社の社長が、風評発生から事態の収束までの全てを語ります。また、SNSにおける風評被害の仕組みや一般的な対策を専門家が解説します。 なぜ、風評被害が起きたのか、同社がどのように難局を乗り切

          新型コロナウイルスにおける風評被害の実際とSNSにおける対策

          危機に強い組織をつくる「知識と能力」の学びの場 リスク対策.PROスタート

          防災、BCP、リスクマネジメントなどのリスク対策担当者は、経営トップと、従業員一人ひとりの意識を高め、危機に強い組織をつくりあげていかねばなりません。そのための継続的な学びの場として「リスク対策.PRO」をスタートします。 人事異動が頻繁に行われる企業や自治体などの組織において、短い期間で効率的にBCPやリスクマネジメントに必要な知識と能力を身に付けるには、前任者からの業務の引継ぎや、単発的な資格取得だけでなく、実例に基づく課題や教訓の学習、そして、さまざまな実務者から話を

          危機に強い組織をつくる「知識と能力」の学びの場 リスク対策.PROスタート

          一度は食べてみたい新しい防災食

          自然災害が多頻度・広域・激甚化する近年、平時からの備えとなる「保存食」の製品展開は、保存期間の長さや栄養といった基礎的な条件に加え、実際に食事をとる被災者の多様さや健康状態への考慮、さらに食事としての美味しさ・楽しさ、SDGsといった企業価値まで含めた多様な製品開発の動きが見られる。ここでは、異なる特徴を備えた5つの保存食製品を紹介する。 続きを読む

          一度は食べてみたい新しい防災食

          コロナに対し、日本企業のリスクマネジメントは機能したか?

          多発する自然災害や、事故、不祥事など、企業を取り巻くリスクは複雑かつ多岐にわたる。こうしたさまざまなリスクを想定し、BCP やリスクマネジメント活動に取り組んできた企業は少なくない。しかし、新型コロナウイルス感染症は、またも多くの組織に「想定外」をもたらした。そのリスクは現在進行中でこの先も不透明だ。企業は未曾有の脅威にいかに対処していけばいいのか。リスクマネジメントの専門家である関西大学社会安全学部教授の亀井克之氏に聞いた。 続きを読む

          コロナに対し、日本企業のリスクマネジメントは機能したか?

          「命を守る教科書 LIFE」 PDF版(命を守る教科書 LIFE.pdf)

          危険を知る「予測」、被害を防ぐ「予防」、正しく行動する「対応」 【内容】 大きな災害や事故が起きるたびに「想定していなかった」という言葉を耳にします。なぜ、想定できないのでしょうか? あらゆる危険は、「予測」することができれば、「予防」しやすくなるはずです。予防することができれば「対応」しやすくなるはずです。 逆に、予測ができなければ、予防することはできず、結果的に、想定外の事態となって、あたふたと対応せざるを得なくなります。これは危機管理の原理原則です。 ではどのよう

          「命を守る教科書 LIFE」 PDF版(命を守る教科書 LIFE.pdf)

          【防災月間おすすめの本】日常生活ですぐに使える暮らしの知恵がいざという時に命を守る『りすの四季だより』

          9月は防災月間です。この時期は防災のニュースも増え、防災訓練などもあるので、備蓄やいざという時の避難経路などを考えるけれど、常に防災意識を持ち続けることはなかなか難しいのではないでしょうか。そんな人にお勧めしたいのが本書です! アウトドア防災ガイドのあんどう りすさん 著者のあんどう りすさんは、阪神・淡路大震災での被災体験とアウトドアの知識を生かして、アウトドア防災ガイドとして2003年から全国各地で防災の講演活動をされています。とりわけ、子育てグッズと防災グッズをイコー

          【防災月間おすすめの本】日常生活ですぐに使える暮らしの知恵がいざという時に命を守る『りすの四季だより』

          不確実な時代の企業価値創造のためのステークホルダーとの対話

          昨今、企業経営を取り巻く環境変化の不確実性が一段と高まり、サステナビリティ(持続可能性)やレジリエンス(強靱性)への要請が高まるなか、企業と投資家が実質的な対話をいかにして実現し、企業の持続的な価値向上につなげていくかは重要な課題です。経済産業省では、昨年11月に「サステナブルな企業価値創造に向けた対話の実質化検討会」を立ち上げ、その後発生した新型コロナウイルスの感染拡大による状況変化も踏まえながら、中長期の企業価値向上に向けての企業と投資家との実質的な対話の課題とその解決の

          不確実な時代の企業価値創造のためのステークホルダーとの対話

          台風接近までに企業がすべきこと

          台風9号に続き、台風10号が発生した。海面水温が高いことから、今後発達しながら日本の南を北西へ進み、5日は非常に強い勢力で大東島地方へ接近し、6日は非常に強い勢力を維持したまま奄美地方から西日本にかなり接近するおそれがあるという。 台風の進路だけを見て、西日本や九州だけに被害が及ぶと考えるのは危険だ。名古屋大学宇宙地球環境研究所教授の坪木和久氏によると、令和2年7月豪雨では、「高い水温の海から蒸発した大量の水蒸気が西から入り込んできた」ことで大雨を降らした。昨年の台風19号

          台風接近までに企業がすべきこと