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小さくてくだらない行動をすること

前回の記事で、
私が体調を崩していたドン底期に、やってよかったかも?ちょっと気分上がったかも?というようなことを書いて、
そのうちの1つ「自分の表現ができたとき」について、自分の考えをまとめました。

そんな地獄の日々の中、気持ちが上向きになることもいくつかありました。
(苦しい中にいる当時は、上向きになっても次の日にはドン底…とか、ジェットコースターみたいだったけど、今振り返るとパターンがあるような気がする💡と)

① 何か新しい行動ができたとき
② 今後の見通しがチラッとでも見えたとき
③ 自分の表現ができたとき

主にこの3つかな、と思いました。
患者さんとの関わりの中でも、①や②をできた時は調子が良くなっていくのを見ていたので、私もそれを身をもって実感しました

今回は、この中の

① 何か新しい行動ができたとき について。

体調を崩す前までは、村上萌さんが代表を務めるNEXTWEEKENDさんが提案するような、

「次の週末に叶えたい、理想の生活」

という日常や世界観に憧れていました(今も憧れ)。

ただ、メンタルどん底の中だと、普通の生活をするのも精一杯で、「理想の生活」を考えられる余裕なんて皆無でした。

調子悪い時は、ほぼ布団の中で部屋から出られない状態。
そんな自分に対し、「また何もできなかった」と更に自己嫌悪になり、負のループ。
そんな中で、例えば、「ご飯を作れた」とか「洗濯ができた」とか、本当これくらいでも「できた」ことがあると、ちょっと気持ちは上向きに。
なにか「行動する」ってことが如何にエネルギーになるか、すごく実感しました。

そんな生活を続けていくと、

「今日一日を頑張って生きたと思えるために、何か行動をしなきゃ」

という考え方に変わっていました。

良いんだか悪いんだかわからないけど、この考えはあの時の精一杯。

だから毎日、お菓子を作ったり、絵を描いたり、読書したり、ピアノを弾いたり、走ったり…

この先の人生や自分の仕事とかスキルとか、そういうものに直接関係のないことだけど、ただ「生きるために」こういう行動を続けていたように、今振り返って思います。

それで、最近読んだ記事に、まさにその通り!と思うものがありました。

なんか単に楽しいだけでやってるけど、実はそれが生活の中ですごい重要なことなんじゃないかなと思うようになって。それによって、それこそ「死なない状態」に自分があるというか。それをやっていることによって生きられてる、みたいな部分があるなっていうのはずっと思ってたんです。

この「死なない状態」って、本当にその通りだと思いました。

(その考えから多様な活動に広がっていって、読むたびに学びがあり、すごく面白い記事です。)

心理療法の1つ、認知行動療法でも「行動する」ことに重点を置く部分があって、「行動する」ことが次に動くエネルギーになるのかな、と個人的には思っています。

ただ、具合悪いときは、わかっちゃいるけど動けないということもあるので、それがまた辛かったりするんですけどね。

だから、その動ける最低限の行動というか、まさに「死なないための」「生きるための」行動って、小さなことでも大事だなって思いました。

体調が回復してからも、そんな小さな行動は続いていて、体調崩す前よりも仕事以外の時間をちゃんと過ごしている感じはあります。

ベランダで燻製作ったり、色んな味のポップコーン作って映画見たり…一見くだらない行動ですが、

(前までは、仕事に活きないようなものはあまりしていなかったようにも思う)

こんな小さくて、くだらないような行動によって、生かされているような感じもします。

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