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映画メモ65「男はつらいよ(1)」

彼氏が寅さんを見たことがないと言うので
寅さんを師と仰いではいないが全シリーズを
小学校低学年のうちに見終わっている末息子が
「見なくちゃ」
となり、とりあえず1作目を流し見。
流しておいていいんだよ、寅さんは。

ベタベタでいいの。
おばちゃんがポンポンポンポン気味の良いテンポで
寅ちゃんあんたはまったくと言い、
タコ社長が若いな、おい。
おいちゃんは心臓が悪そうだが、おいちゃん自体は長生きする(俳優は変わっている)。

さくらは・・・やばいな、超かわいい。
なんだあれは。
倍賞千恵子のかわいらしさといったら
団体アイドルが1団体いたとしても敵わないのではないか。
10年くらい前に縁あって目の前で歌っているお姿を見ることができて
それでもきれいだったけど、このころの可愛さは危険レベル。

私の末息子が寅さん大好きで
上京してすぐくらいに寅さん記念館に連れてってあげたっけ。
また行きたいな。
建て替わったって話だし。
息子、感激してたっけなあ。

安心して見続けられるベタベタな笑いで
フラれる寅さんですら安心。

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家族とか、血のつながりなんかじゃないんだよなあ。

息子の言った
「人生っていつも正しくなければ生きられないわけじゃない」
(「ルポ 無料塾 『教育格差』議論の死角」の21~22ページ)
というのは、寅さんに育まれた価値観だろうし(いいのか?)
もしかしたらいつも外れ値を生きる私を見ていたからかもしれないが
息子の持つ「人間というものに対しての基本的信頼」を考えると
みんな寅さん見たらいいんじゃない?って思ってしまう。
今の時代だと不適切かもしれないことは多々あれど
そこに目くじら立てないで
「笑ったらいいと思うよ」
と碇シンジになる。

余計なこと考えずに、寅さん見て笑ってたらいいと思うよ。
シンジ

おしまい。



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