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「比べる子育て」は悪循環の始まり

人は誰でも「比較されて評価される」ことを嫌います。また、そんな風に評価をする人に心から信頼を寄せることはないはずです。
私たち母親はそんなことは百も承知のはずなのに、わが子の子育て、となれば、なぜほとんどのお母さんは「比較する子育て」をしてしまいがちなのでしょうか?


 お友だちと比べる、兄弟姉妹で比べる、自分の子ども時代を比べる・・・など比較の対象はさまざまですが、比べられる方にしてみたら、これほど面白くないことはありません。


 比べて劣っている部分を指摘することでわが子の能力が伸びるのならば、どんどん比較すればよいでしょう。

しかし、劣っている部分にスポットをあて短所がグングン伸びた試しは今までにありましたか?


 母子の信頼関係を損ね、短所を浮き彫りにしてしまっただけではありませんか?

「比べる子育て」は百害あって一利なしです。

長年教室をやっている中で、比べられて育ってきた子には、小学生高学年になってから、ある口ぐせがあることに気づきました。

それは・・・

「どうせやったって無駄」「どうせできるわけない」

「どうせ、私には無理」「どうせ『あかん』って言うんやろ?」

など、自分を卑下したり、自己肯定感が低いな、と思われる発言です。


子どもは、みな、それぞれがその子にしかない『オンリーワンの個性』をもっています。誰一人として同じではないのです。わが子は奇跡のような確率であなたのもとに生まれてきてくれたたった一人のかけがえのない存在。

そもそも、誰かと比べたり、競って優劣をつけたりするものではないのです。


比べる子育てから解放されると、母子関係は一気に好転し、

子育てが「感謝」に変わりますよ。

口で言うのはたやすいけれど、実はこれを超えていくことはめちゃめちゃ大変です。母として「認められたい」「評価されたい」というエゴがあるからです。

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