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何の権限があって、そんな風に決めつけるのかなあ・・・っていつも思う

小学生のレッスンをしていると

「ぼくは国語が苦手やねん」「わたしは算数が苦手」「ぼくは作文が苦手」「私は計算が苦手」・・・と、自分の苦手自慢が始まることがあります。

その都度、「算数が苦手、ってなんで思ったん?」「なんで、作文が苦手って思うの?」と聞いてみると「・・・・」「・・・・」子ども自身はあまりよく分かっていなくて、知らないうちに勝手に自分で自分に制限をつけて決めつけてしまっていることが分かります。

そのたびになんとも言えない腹立たしさを感じます。

なぜなら!

お母さん、お父さんの何気ない軽い一言が子どものセルフイメージを低くして、お子さまの能力に制限をつけてしまっていることが多いからです。何の権限があって軽々しくそんなことを言い放つのだろうか、と思います。

子どもの苦手意識を作ってしまったのは周りの大人のせいです。もちろん、私たち「先生」と呼ばれる職業も、その大人の内に含まれます。

周りの大人の言動によって、子どもは、自分の能力をマイナスに見積もってしまうのです。これでは、無限の能力が引き出せるはずがありません。

お腹の中の胎児の時から、子どもは親をはじめとする大人の言葉をきっかけにセルフイメージを作っていくのですよ。

「どうせ分かりっこないだろう」「聞こえていないはず」と思っていてはいけません、と先日の赤ちゃんコースでもお話しました。ちょっとしたことがお子さまの才能を左右します。どの子もみな、さまざまな才能を持っています。使い古された言葉に聞こえますが、子どもたちはみなオンリーワンの存在で一人ひとり違った「得意」を持っています。それを引き出せる親になってください。

私の教室は「苦手自慢」ではなくて「得意自慢」をするところです。そして、私自身は、子ども一人ひとりの「得意」を見つけることが「得意」です。

いただいたサポートは教室の絵本購入に使わせていただきます。