りてん
2022年、2023年の劇場、ソフト、サブスク問わず鑑賞映画感想
映画館、DVD、BR問わずこの年観た映画の感想noteまとめ。
オーメン：ザ・ファースト。「オーメン」の内容を完全に忘れてるので（なんか「サスペリア」みてぇだな）と思って観てた。怖くないって事もないんだけど、派生作品が五万とある今となっては物語にそれほど新鮮味はないかも。ただ、宗教やべぇ感は半端ないので神を信じてる人たちの精神が心配。
スルターン。主人公が様々なトロッコ問題を突きつけられるんだけど、ために貯めた結果毎回気持ち良い方を選んでくれて(うぉー！)と叫びたくなる場面多数。物語も説教くさくせずメッセージ性もあり秀逸。クライマックスはもう少年漫画なんよ。ヒロインも可愛いしツンデレのツン期間が長くて萌えた。
ヴィクラムとヴェーダ。正義とは？悪とは？と常に観客に問いかけてくる秀逸な脚本で、2人の主人公の間をぐらぐら揺れる感覚が楽しい。共闘するシーンはキマリに決まったガンアクションと“見栄”が最高。1つあるダンスシーンが女性的な華やかさ皆無なのに曲、振付が素晴らしく覚えて踊りたくなった。
ゴーストバスターズFS。ヒロインの美少女っぷりが隠しきれなくなった以外は残念な出来だったな。終始陰鬱な雰囲気に閉口。やりたい事を色々詰め込んだ結果どれも中途半端になった。ただゴーストをバスターしてるところを観てイエーイ！したいだけなのに。扱いにボス自身が一番驚いてるんじゃないか？
ペナルティループ。ループに意味を持たせたアイデアは良いのだけど「細かい設定はそちらで色々妄想して」的投げっぱなし感が気に入らない。特に犯人に関しての情報が無さすぎてどう捉えて良いかわからない。せめてハッピーデスデイみたいに死のバリエーションが多彩なら見所として納得できるけどね。
デューン砂の惑星2。ポールが行動で信頼、というか信奉者を増やしていく様を観てるだけでシンプル楽しい。無駄にデカいよう判らん機械がちっこい人間に破壊されるだけで楽しい。砂虫の出てくるシーンは全部あがる、もはや推しまである。1同様キャラが結構あっさり退場するのが驚き。3を早よ作って。
FLY!／フライ!。すっごい空気が綺麗。映像が美しいって意味はもちろんだけど家族、仲間との関係性が綺麗なんだよ。ただ話を面白くするためだけの失敗や駄目キャラが居ないだけでこんなに気持ちよくなるものかと。惜しむらくは4DXと抜群の相性なのにScreenX上映しかない事。吹替も抜群。
アーガイル。ブライス・ダラス・ハワードのコメディエンヌ？っぷりになんとか乗れたから楽しめた。悪役側の悪事がしっかり描かれてないせいで物語がふわっとしてて後半色々どうでも良くなってた感も有るね。笑いを絡めたアクションと音楽センスは間違いない。猫は結構ぞんざいに扱われがち。キング…
ボーはおそれている。どうなっちゃうの～！？ってハードルをぐんぐん上げた末の不思議オチというか。隠喩かと思ったら本当の話だったけどやっぱり隠喩かよ！というか。一応劇中で全部話してくれるから考察が捗る内容でもない。なにが起きるのか判らない状況を延々観て楽しめればOKかな。しらんけど。
哀れなるものたち。「痴人の愛」的な流れかと思ったら当たらずとも遠からず？でももっと要素は多く、ある意味痛快なエンタメ性もあった。厄介な設定の上に相当体も張らなくてはいけない主人公を圧巻の演技力と目力で見せきったエマは頭抜けたね。SFや美術(空！)など細かい所を何度も見返したい。
サン・セバスチャンへ、ようこそ。時間が空いたので近場のシネコン上映作品を調べたら知らないタイトルがあったのであらすじを読んだら(うっわウッディ・アレンの映画みたいだな…)と思って監督を見たらまさしくで笑った。内容もおっさんの白昼夢みたいないつものそれで悪かないけど勧めたくもない。
アクアマン2。今回ほぼ海中、というか架空の世界で話が展開するのでかなりファンタジー色が強い。そのため規模感やパワー感がちょっと実感しづらい部分はあったかな。ブラックマンタも裏ボスも力不足だったしね。とはいえ彩度高めな兄弟旅はなんか微笑ましく最後の展開も納得しかなかった。続編熱望。
ブルービートル。主人公が好人物なので素直に推せるし家族が最初から正体を知ってるのでチーム物的展開になるのが楽しい。アイアンマンがグリーンランタンの力を持ったような能力も面白い。誕生編なだけにヒーロー要素は少なくラテンで陽気な空気感のわりに物語が重めなのは今後に期待したいね。
エクスペンダブルズ4。ジェイソン要素強過ぎだし絵面が全体的に地味でお祭り感希薄なのがしんどい。ドニーやクリス等中堅アクションスターを呼びたいね。自分的にはイコ・ウワイスとトニー・ジャーの競演だけでも祭なんだけどあんまり活躍しないしな。イコは良い人オーラ出過ぎて悪人向じゃない。
スリ・アシィ。インドネシアヒーロー物で女性主人公だからか所作も曲もかなりDCEU版ワンダーウーマンの影響を感じた。誕生編なのでドラマ中心で敵も大した事無いけど特撮は頑張ってるしアクションもとても良い。ただ変身シーンが無いのはいただけない。ユニバースがあるようだから続編にも期待。
トークトゥミー。良いギミックを活かしきれなかったな。ヒロインの目的と霊の目的をもっと明瞭にするだけでもずいぶん変わりそう、なんて観た人の「自分ならこうするのに！」ってクリエイター魂を刺激して良いかも。”手を握る”ってトリガーを設けたのが現実離れして怖さを緩和してしまったかも。
