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(33)宮沢賢治で大号泣してしまった

宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」の全文を改めて読んで感動し、またこれも改めて読みたくなった「銀河鉄道の夜」。
私はその人の小説が面白いなぁと思うとその人そのものに対しても興味が湧くのだけど「雨ニモ負ケズ」が賢治が病でなくなる直前にノートに書いていたことや、小説を書き始めたきっかけになった妹トシのこと、賢治の家庭環境など知って改めて小説が深く入ってきた。
子供の頃読んだよりも「銀河鉄道の夜」の美しい描写に感動したし、子供の頃はなーんにも思わなかった「雨ニモ負ケズ」の詩には涙が出た。
その流れで昨晩は気になっていた映画「銀河鉄道の父」を観た。

賢治は二十歳の頃に妹トシを結核で亡くすのだけど、闘病中、トシに小説を書いては読んで聞かせた。賢治も37歳で結核になってしまうのだけど、つい親目線で考えてしまうので子供を2人も同じ病で失うなんて辛すぎておいおい泣いてしまった。
賢治の人柄がわかるとても優しい映画だった。でも今はもっと楽しい映画を観ようとも思う…。

宮沢賢治の小説や詩は描写が美しくて、でもなんとなく伝わってくる不器用さがすごくいい。本を読んでその美しい描写を頭の中でイメージしている時は私自身も今の辛さから一旦離れることができる。

今は仕事もほとんどしていないのでひたすら本を読んでいるのだけど、11月末ごろから少しずつ仕事をはじめていくつもり。

ただ、やはり今回のことで「生きる」ことについて考えまくったのでこれからの働き方をどうしていくかを考え始めている。
2人目を妊娠する前のようにそのまま戻るような形は無理だなと思う。
物理的に無理っていうよりも、考え方や生き方に大きすぎる影響を与えた今回のことがあるので変わらざるを得ない感じ。せっかくなのでこれからの生き方、働き方を年内はゆっくり考えながら今後のことを考えていこうと思う。

全く違うことを始めるのも全然アリだよな。

今日お隣りのおばちゃんと会ったので報告するととても残念がってくれた。その時に聞いたのだけど、別の近所のおばちゃんが先月ご主人を亡くされたそうだ。
そのおばちゃんは上の娘を本当に可愛がってくれてお腹の赤ちゃんも喜んでくれて楽しみにしてくれていて、亡くなったことを報告した際にお菓子や果物、手書きのお手紙までくださった。でもまさかご自身もご主人を亡くされたところなのにあんなに丁寧な心遣いをしてくださるなんて。。
私はそんな風にできるだろうか。

納骨で田舎に戻られているそうなのでまた帰ってこられたら何かできることをと思う。

体調はとてもいい。
マインドはやはりアップダウンはあるけれど、一歩一歩進めてる。

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