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(39)乗り越えるとか立ち直るではなく。

[赤ちゃんを33週で死産したことを綴っています。
読みたくない方は読まずに閉じてくださいね]

10年程前、フリーになる前はアパレルの会社でPR・販促をしていたのだけどその時の先輩が退職されるとのことでビデオメッセージをもらえないか、と連絡があった。
違う部署だったけれどとても色んなことを学ばせてもらった先輩。プライベートでも仲良くさせてもらっていたのでもちろん録って送った。
多分送別会とかで色んな人のメッセージが流されるんだろうなぁと思うとつい"うまく"話さなきゃみたいな感情も湧くのだけど、そうじゃない、本当にその先輩に伝えたいことを下手ながらで話そうと思った。
まだまだ気持ちの整理中ではあるけれど(整理までもいかずまだ受け入れ途中かも)、今確実に思うことは、いい格好したり人の意見や目を気にすることなんでどうでもいい。自分が心から本当に思うことを行動しよう。ということ。

その会社で働いていた時期のあれこれを思い出していた。
そもそもその会社に入社した頃は、近しい人の自死という出来事があり私にとってそれまでの人生で味わったことのないダークサイドにいて、どうにか出なければともがいていた頃だった。この頃の1年間ぐらいの写真がない。
ある方のご縁でこの会社から誘っていただいてその前にいた会社から転職をすることを決めた。(元々いた会社の社長にも本当に感謝をしている)
仕事の内容に惹かれたのはもちろんだけど転職で環境を変えれば何かが変わるんじゃないかと思ったことも転職を決めた理由の一つだった。

実際、初めてのPR・販促の仕事はゼロからのことがほとんどで毎日夜遅くまでがむしゃらに全速力で仕事をした。楽しかった。休日はヘトヘトでも波があれば海に出かけたりした。
忙しすぎたので会社近くのヨガスタジオに通い始めてこんな感覚があったのかと衝撃を受けたのもこの頃。少しずつその辛い体験を宝にすることができた。

今またこれ以上辛いことはあるのかという思い受け止めきれず、でも受け止めようと必死で踏ん張っている中で、またこの時みたいにこの経験を宝にできるのか?できるといいな、と思う。「宝にする!」と言い切りたいのだけど、正直まだ自信がないのが本音。

乗り越えるとか立ち直るとかではなく、将来を投げやりにするのでもなく、ポジティブに明るさを願うのでもなく、淡々と今日、今できることをやっていく。
それしかないなと思う。

何か新しいこと始めるのもありかもな〜。

最近読んでいる又吉直樹のエッセイ「月と散文」が面白くてYouTubeも観るようになった。この人の言葉のセレクトと独特な視点いいわー。夫が「芸人のYouTube観てるなんて珍しい」と言ってくるけれど、私のとってこの方は作家。

今日は朝から仕事をしていると新しいお仕事の依頼の連絡があった。
私に、と思っていただけることに感謝して役に立てるよう全力を尽くす!
今から別のお仕事で久しぶりのリアル打ち合わせ。

明日から12月。毎朝瞑想とセットでしていた軽いトレーニングも再開する予定。

昨日のお花、我ながらベストチョイス。

今日も読んでいただきありがとうございました!

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