Yoshimi Taketomi

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マガジン

  • 武富倉庫 Taketomi Warehouse

    学生時代からこれまで自宅や実家、そしてレンタル倉庫にため込んできた色々。 2022年12月、レンタル倉庫が閉鎖されてしまったため、新たな倉庫に引っ越しを行ったが、その際に(再)発見されたあれやこれやを記録していくスペース。

  • ミクシィ日記アーカイブ

  • 落造形

    落書きのように、パパッと小麦粘土をこねて作ったブツ。

最近の記事

Don't Panic

昨年末、倉庫の引越しをして、色んな物を新しい倉庫に移動したり、不要な物を処分したりしてるんだけど、ここ数ヶ月は作業も止まったまま。まだまだ本やDVDが山積みになってる状態なんですよねー。 処分する基準は<もう読み返したり観返したり聴き返したりする機会はなさそうなモノ>という風にビシッと決めているのです。 決めてはいるんだけど、何年もしまい込んでた小説を処分しようと取り出してみると、ついついもう一度読み返してみたくなったりすることってあるでしょう? 「銀河ヒッチハイク・ガイド

    • #7 AKIRA絵コンテ集1・2

      AKIRA絵コンテ集1・2 大友克洋 著 講談社 絵コンテ集1:1988年7月16日第1刷発行 1988年8月16日第2刷発行 絵コンテ集2:1988年8月12日第1刷発行 定価:各1,500円 初めて大友克洋のマンガを読んだのはいつだっただろう。 普段は「少年ジャンプ」などの少年漫画誌を読んでいたけど、少しずつ守備範囲を広げて青年誌もちょくちょく読むようになった頃、たまたま立ち読みした「ヤングマガジン」に載っていた「彼女の想いで…」に感動して、しばらくは掲載誌を切り抜き

      • 5,000円で広げた行動範囲

        生まれも育ちも那覇で、特に成人前はあまり市外には縁がなかったワタクシなのです。なにしろ車の免許を取ったのが30歳過ぎだったし、原付の免許でさえ20歳過ぎてからだったんで、那覇からコザまで行くとすればバスしかなかったあの頃は狭い世界で過ごしてたワタクシでした。 たまーに家族や、両親のやってたお店の従業員たちと一緒にお出かけなんかした機会には、ライカム(地名)近くのステーキハウスだとか、宜野湾あたりのバーラウンジのあるようなレストランとかに行ったり。そうそう、月苑飯店も一度行った

        • #6 Spies Like Us / Paul McCartney

          Spies Like Us ポール・マッカートニー 12"シングル、45 RPM 1985年発売(UK) 前回書いた「Girl From Ipanema Goes to Greenland」と一緒にレンタルレコード店で買った中古盤。 当時はロクにビートルズを聴いてなかったし、ソロ作品となるとなおさらだったんだけど、そんな自分がなぜこのレコードを買ったかと言えば、ジョン・ランディス監督の映画『スパイ・ライク・アス』('85)の主題歌だったからという理由。 コメディ好きで

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          8本
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          10本

        記事

          #5 Girl From Ipanema Goes to Greenland / The B-52's

          Girl From Ipanema Goes to Greenland The B-52's 12"シングル、45 RPM 1986年発売(US) 前回「マルクス兄弟のおかしな世界」を書いたとき、レンタルビデオについてちょっと触れたけど、そういえばレンタルレコード店というのもあった事を思いだした。 個人的にはレンタルレコード店はほとんど利用はしてなくて、時々友人について行ったくらいしかなかったんだけど、たまに中古盤を売り出してる事があって、このレコードもそこで購入した物だ

          #5 Girl From Ipanema Goes to Greenland / The B-52's

          #4 マルクス兄弟のおかしな世界

          マルクス兄弟のおかしな世界 THE MARX BROTHERS AT THE MOVIES ポール・D・ジンマーマン 著 中原弓彦・永井淳 訳 晶文社 1972年12月15日初版 1987年4月30日 9刷 定価:1,800円 1980年代、レンタルビデオ店がポツポツと現われはじめた頃。 趣味の合う友人とは休み時間や放課後にレンタル店の情報交換をよくしていたものだった。 彼の家からは少々遠い住宅街の中にポツンとある店で、どう考えても海賊版のビデオがあったなんて話も聞いたな

          #4 マルクス兄弟のおかしな世界

          私はバカになりたい

          「末は博士か大臣か」なんて今どきは使わない言葉ですかね。 小さい頃はマンガ家になりたいとか思ってましたが、その夢を忘れた後は一体何になりたいと思うようになったんだろう? 今、「○○になりたい」か問われれば、 「私はバカになりたい」と…。 「いや、なりたいとかじゃなくて、おまえ昔からバカじゃん」 と言われたら反論出来ないけど。 それこそ寅さんに「よぉ!相変わらずバカか!」と声をかけられるタイプですからねえ。 それはともかく、登場人物でもない団子の役って話題で思い出したの

          私はバカになりたい

          #3 DVD ウォルト・ディズニー/ウィリス・オブライエン作品集

          Hollywood Club 幻の洋画劇場 ウォルト・ディズニー/ウィリス・オブライエン作品集 発売:日立インターメディックス株式会社 企画:株式会社 シーアンドエー 提供:株式会社 モーションプロ HIM-A010 税別3,480円 いつどこで買ったかも思い出せないが、『キング・コング』('33)や『猿人ジョー・ヤング』('49)などで知られる人形アニメーションのパイオニア、ウィリス・オブライエンの初期作品が見たくて購入した物。 ディズニー作品についてもミッキーマウス以

          #3 DVD ウォルト・ディズニー/ウィリス・オブライエン作品集

          #2 ソフビキット ウルトラマン

          1/150SCALEソフトビニールキット ウルトラマン Cタイプ 海洋堂 / 原型製作:田熊勝夫 1980年代、僕の住む沖縄県那覇市でプラモデルを買おうと思ったら、おもちゃ屋、デパート、文具店等に行けば良かったが、当時広まってきたガレージキットを売っている店は自分の行動範囲では見つける事が出来なかった。 ガレージキットどころか、模型専門店さえほぼ無かった(1970年代のスーパーカーブームの頃にはいくつかあったが、すでに閉店していた)のだから、しょうがない。 模型誌やSF誌

          #2 ソフビキット ウルトラマン

          #1 発狂した宇宙

          発狂した宇宙 WHAT MAD UNIVERSE フレドリック・ブラウン 稲葉明雄 訳 ハヤカワ文庫SF 222 昭和52年1月15日発行 昭和55年12月31日 9刷 定価:360円 中学生頃から意識してSF作品を読むようになった当初は星新一、筒井康隆の短編が主だったが、徐々に長編にも手を出すようになった。 同時に、海外作品も読むようになり、この「発狂した宇宙」もその頃に読んだ一冊だったように思う。 小学校の図書館にあった筒井康隆編「SF教室」(ポプラ社)を読んだのが

          #1 発狂した宇宙

          ゆっくり考え、すばやく行え

          実家から今の家に引っ越す際に、収まりきらない荷物をレンタル倉庫に預けておりました。 荷物と言っても、プラモデルや本、DVDにレコード、LD、カセットテープにビデオデッキ、パソコン等々、中学生時代からため込んだあれやこれやを1畳ほどのスペースに山積みにしてたんです。 良く言えば、僕自身が歩んできたり学んできた記憶のアーカイブ。悪く言えば食い散らかしてきたモノの残りというか。 そして10年以上、その歴史を倉庫にしまい込んできたのに、そこが閉鎖される事となり、アーカイブもどうにか

          ゆっくり考え、すばやく行え

          ワライカワセミの声が聴きたかったんだ

          仕事が忙しいってのを言い訳にして、返信に2ヶ月もかかってしまいました。本当にごめんなさい。 そんな感じだったんで、先日ヨーリーが開いたTwitterのスペース「洞口依子のパイナップル・ツアーズデジタルリマスター公開記念爆弾小僧大作戦アンドロメダのカミガナシ〜!」(長っ!)にも中途半端な参加になっちゃって、これもまたごめんなさいという感じであります。 30年振りに劇場にかかる『パイナップル・ツアーズ』の事だけじゃなくて、あの当時や、そこに至る沖縄という場所で起きていたカルチ

          ワライカワセミの声が聴きたかったんだ

          トロッコに乗って死刑台へ

          今朝見た夢のことを覚えていないのは、決して僕の記憶がスカスカだからというわけではないのです。 誰だってそうだと思うんですが、どんなに面白かったり怖かったりした夢でも、目が覚めた途端にフッと煙のように消えていってしまう。あるいは記憶の奥底にまた潜っていって、確かに体験したはずなのにこれっぽっちも覚えていないなんてことがあるんじゃないかと。 でもなぜだかいつまでも忘れない夢ってのも、誰もが一つぐらいはあるんじゃないですかねえ。 で話は変わって、「人さらい」ですね。 この往復書

          トロッコに乗って死刑台へ

          ハタキと住宅事情

          ごめんごめん!漫画読んでたら、返信するのがすっかり遅くなっちゃったよ。 そういえば歯医者にも漫画あったね! 俺がガキの頃行ってた歯医者には「よりぬきサザエさん」があったなあ。 まぁ電子書籍も随分普及してるようだし、漫画は今もたくさん読まれてるのは間違いないよね。 最近忙しくてなかなか本屋にも行けない状況だから、どういう感じなのかよく分かってないんだけど、街の小さな書店や文具店が減ったことと、どの本屋も漫画はビニールにくるまってたり、テープで留められるようになって、立ち読み

          ハタキと住宅事情

          記憶の中の上映

          またしても返信がおそくなりました。 そしてバースデーカードのお礼もせずにすみません。 レコードプレーヤー、僕も今の家に引っ越した時に実家から持ってきてはいるんですが、アンプもスピーカーもない状態で、いまだに聴くことができない状態です。 いつかはちゃんと聴けるようにしたいと思いながら、もう10年以上眠ったまま。 家から少し歩いたところに中古レコード屋が越してきたのに、なんやかんやで今のところ足を踏み入れてないんですよね。 うっかり入店してみたら、レコード3枚では済まない可能性

          記憶の中の上映

          食堂の本棚

          前回の手紙で「いや、やっぱり褒められるのは嬉しいな」と〆たのに対して、昔俺が書いた「褒められようとか考える自分を恥ずかしく思う」という文章を持ってくるという攻撃。これはかなりなダメージだ。 なんたることか。まさしく恥の上塗りであることよ。 その攻撃に少しだけ反省もしながら、でもやっぱり恥ずかしさは隠しておきたいので、話題を変えていこう。 しかしなぜ「宮本から君へ」からの影響があったんだろうなぁ。そもそも俺は「モーニング」の熱心な読者では無かったと思う。 「課長 島耕作」と

          食堂の本棚