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食堂の本棚


前回の手紙で「いや、やっぱり褒められるのは嬉しいな」と〆たのに対して、昔俺が書いた「褒められようとか考える自分を恥ずかしく思う」という文章を持ってくるという攻撃。これはかなりなダメージだ。
なんたることか。まさしく恥の上塗りであることよ。

その攻撃に少しだけ反省もしながら、でもやっぱり恥ずかしさは隠しておきたいので、話題を変えていこう。

しかしなぜ「宮本から君へ」からの影響があったんだろうなぁ。そもそも俺は「モーニング」の熱心な読者では無かったと思う。
「課長 島耕作」とか「クッキングパパ」あたりはチラチラ読んでた気もするけど、「ああ播磨灘」とか「REGGIE」「ヨリが跳ぶ」は単行本になってから読んでたんじゃなかったか。

あー、でも最近は漫画読まなくなってるなあ。新しい漫画に手を出してるでもなく、かといって昔買ったのを読み直そうにも、今の家に引っ越す時だいぶ手放してしまったり、倉庫の奥底に放り込んだり、どこかに消えてしまった物も多くて、いざ読みたい!となっても無理か……と諦めてる状態だ。

今、本棚を見てみたら、ついこないだ古本屋で買った物か、途中の巻しかないんで通しで読めない漫画ばっかりだよ。

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一時期は夜な夜な漫画喫茶に行っては、色んな漫画を読んだもんだったが、今のご時世なかなかねー。というか、漫画喫茶ってのが随分減ってしまった気もするなあ。
いや、漫画喫茶だけじゃなくて、漫画がある所が少なくなってるようにも感じるよ。
床屋に行けば「ゴルゴ13」や「まるごし刑事」や「ハロー張りネズミ」がズラリとならんでたり、食堂に入れば「サラリーマン金太郎」や「ザ・シェフ」や2年前の月刊ジャンプが置いてあるような光景をとんと見かけなくなったような印象だ。
コンビニ本もちょっと前までは色々あったけど、今はどうなんだろう。

電子書籍ってのもあるけど、やっぱりなんだか「読んでる」っていう感覚が乏しいと感じるのは、歳のせいなんだろうか。

いかんなー。こうやって漫画だけじゃなく、色んな事から足が遠ざかり、インプットを怠って興味を失う(あるいは失ったと思い込んでしまう)のは、いざという時に動きが鈍くなっちゃうよなー。

そう、ムダな余白じゃなくて、面白い余白を作っておくためにも神経使ってないとね。

なんて、何となく意味がありそうな事を書いてる風を装ってるけど、単純に色々と面白がれる生活をしたいねって話だ。

んじゃ、まあそういうことで。
ヨシミでした。
2022/02/18


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