試し行動も自傷行為も、できなくなった10代最後の秋
あのね、右手の爪を左腕に向けたんです。
傷ついた出来事があって
怖かったんです。
でも、
体制上、その日のうちに施設の職員さんからフォローを受けることができなくて
混乱しすぎて外部の支援機関にも相談ができなくて
その日の夜に連絡してやっと、翌日職員さんが来てくださる流れになりました。
話したって軽くあしらわれて
どうせわかってもらえないだろう、と思って
自分を傷つけようとしました。
でも、なんだか動きがスローモーションで
爪を向けることはできても、立てることすらできなくて
職人さんみたいに
サッサッ
とはならないんです。
あれー?
困ったなあ。
なんでだろう。。。
もう1人の自分が問いかける。
つたわる・・・とは言えないかも。
それに・・・
職員さんの目の前で自傷したら、
○○(職員)さん、見ててしんどくなっちゃうかも。
だって、○○(別の職員)さんが事故に遭って痛がっている様子を見て
私まで悲しいきもちになったり、こころが痛かったりしてるんだもん。
それに、○○(職員)さんがもし退職されたとき、
理由は関係なくても、
あなたは真っ先に自分を責める傾向にあるでしょう?
これまでも「私のせいで辞めちゃったんだ」って何度も不調のサイクルを繰り返してる。
ただえさえ、その傾向があるのに ここで自傷という傷跡を残してしまったら自分が苦しくなっちゃう。
「私があのとき・・・」のあのときのエピソードが深く濃く数が増えてしまう。
100%理解してもらわなくてもいいと思うんだよね。
そのときその場で完全な安心感が得られなくても、
「私は安心できない」
「今、不安でたまらない」
そんな風に言葉でも筆談でも伝えて
○○(職員)さんなら、
「そんなことない!」とは言わないと思うんだよね。
「そっか」って受け止めてくれる人だと私は思う。
○○(職員)さんに1回話しただけじゃ足りねえって思ったら
別の人に2回でも3回でも話してみたらいい。
メモに書きなぐるでもいい。
私の自問自答にお付き合いいただきありがとうございました。
0でも100でもない、中間点を選択できたとき
ひとは、相手を試さずにいられない負のサイクルから
一歩、外に足をふみいれることが可能になるのかもしれません。
ちなみに、タイトルについてですが
本当に試し行動も自傷もできなくなりました。
していません。
かわりに、というか
気付いたら、左腕を優しくなでなでしていました。
これから先も、同じようにできたらうれしいなと思います。
今日も生きます。
2023.11.09(木) 律(りつ)
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