わたしのちょっとへんてこな受験の話。
だいぶ前、フォロワさんの娘さんが受験した話を読んで、感銘を受けたというか、わたしも人生一回だけ受験した経験があるので、そのことをやっと書いた。
一回しか受験したことがない。というのは、苦手分野に挑んだ経験が、たった一回しかないということだ。高校はFランだった。
もしかして、作品に昇華させるかもしれないエピソードなので、有料にしておきます。使うことになったら削除対応するとも思うんで、以上の点をご理解頂けるかたのみ購入をお願いします。消す場合はなんらかのサービス記事に差し替えます。
2018/11.13/
ご購入者さまが10名を超えましたので、おまけで簡単な描きおろしのイラストと、追加エピソードを追記しました。ありがとうございます!
文章自体は、感情のところにあまり触れないようにしてあります。幼少期の思い出からお話ししないといけないんで、全部書いてたら長くて読んでられないと思って。あ、読みやすく書けてると思います。ご購入くださるとうれしい。
では、はじまりはじまり。
わたしの最初の記憶は、病院のベッドから見上げる、うねうねとした模様のよくある石膏ボードの天井。めんどくさそうに寝てるシーンから始まる。
今回、ここは本題じゃないから飛ばす。
まぁ入院させられていた。小学校一年生の勉強を一切しないまま「小1の勉強なんてすぐ追いつきますから」と特別な計らいで復学したのは小2の途中。学期の途中で無理やりクラスに挟まった。
みんなククとかいう謎の呪文をすらすら言えてる。わたしにはどういう用途のものかもわからない。
「九九しらねぇの?」
「バカが染るから寄るな」
さんざんいじめられた。
しかし、果たしてこいつらは人にあれこれ言えるほど頭がいいんだろうか…?わたしはかねてから疑問だった。
だって、みんな一回見ただけじゃ、モノの形を全然覚えきれない。どんな服でどんな靴の人がどこでどんな表情だった。とかそういうのを全く言えない。言えたとしても概要だけ。
形だけではない、皆たった数ヶ月前の事を思い出せない。なんでだかわたしにはよくわからなかった。
なんかヘンだなぁって思いながら、まぁ、こんなに一斉に言われるってことは、わたしはバカなんだろう…。と思うしかなかった。
いや、まぁ、あとのお話を読んだらわかると思うけど、バカはバカで超あってるんだけど、なにもかも。というわけではなかった。
───中学二年の時だった。
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