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ミッドサイド(MS)方式のステレオマイキングテクニックにおける音の合成を解説

ミッドサイド(MS)方式のステレオマイキングテクニックにおける音の合成を解説する動画を作成しました。位相メーターの動きに注目してご覧ください。ヘッドフォンで聴くと効果がわかりやすいと思います。

マイクセッティング(写真)

録音時のマイクセッティングの写真です

下がミッド(Mid)、上がサイド(Side)

ミッド(Mid)と呼ばれるカーディオイド(単一指向性)のマイクを音源に向けます。このマイクはモノラルでサウンドを拾います。

双指向性のマイクをサイド(Side)マイクとして使用します。ミッドマイクの上に、左右を向けて設置します。サイドマイクは周囲環境と位置的な情報を取得するためのマイクです。

そして、Mid成分をPan : Centerに、Side成分をPan : Leftに、そしてサイド成分の波形を反転させたものをPan : Rightに配置します。

2本のマイクの音をどう混ぜるか

2本のマイクが空間の同じ点にあるため、ミッドサイド方式のレコーディングでは位置の正確性が高く、演奏者がステージのどこにいるかをリスナーが簡単に思い浮かべることができます。

サイドマイクのレベルを変えることで、ステレオイメージをコントロールできます。つまり、空間の広さを後処理で変更することができます。

位相メーターの動き

Midのみだとモノラル

Midのみだとモノラル

Sideのみだと左右が逆相

Sideのみだと左右が逆相

混ぜると完成形(ステレオ音像)

混ぜると完成形(ステレオ音像)

Sideを下げると音像が狭まる

Sideを下げると音像が狭まる


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