見出し画像

【パワポデザイン】キーメッセージの場所

皆さんはキーメッセージをどこに配置していますか? 配置する場所によってプレゼンのスタイルが変わります。プレゼンのスタイルを意識した配置にしましょう。



❏ 上か下か?

スライド資料にはキーメッセージがあることが一般的です。プレゼンの内容の要約や一言メッセージとしてキーメッセージが存在します。

そんなキーメッセージですが、皆さんが作るスライド資料ではどこに配置されていますか?

多くの方がこんな感じ↓にキーメッセージを配置しているのではと思います。

横書きのスライド資料では上か下にキーメッセージを配置することが多いと思います。

もし、この2カ所以外にキーメッセージを配置しているのなら直しましょう。プレゼン用のスライド資料では、上か下にキーメッセージを配置することが多いからです。

特に何も考えずにキーメッセージの配置場所を決めているのなら、少し考えてみましょう。キーメッセージの配置場所でプレゼンのスタイルが異なります。

どのようにスタイルが異なるのか詳しく見ていきましょう。



❏ キーメッセージを上に配置する場合

まずは、キーメッセージを上に配置する場合です。

キーメッセージを上に配置すると、スライドのタイトルから始まり説明で終わるスタイルになります。

スライドの最初に結論が登場するので、伝えたいことが最初に分かります。結論が最初に登場するのは新聞記事などで見かける構成ですね。

このスタイルの場合、次のようにプレゼンが進みます。

それでは、★★★★について発表いたします。
★★★★を▼▼▼▼にすると△△△△になります。
★★★★とは◎◎◎◎を****にする++++です。
データをご覧ください。
これはデータからも分かります。
よって、★★★★は▼▼▼▼することで△△△△になります。

最初に結論が登場することで、聞き手は結果や重要なポイントを予め知った上でプレゼンを聞くことができます。これは、話し手と聞き手が持つ情報に共通性を持たせるきっかけの1つとなります



❏ キーメッセージを下に配置する場合

続いては、キーメッセージを下に配置する場合です。

キーメッセージを下に配置すると、スライドのタイトルから始まり結論で終わるスタイルになります。

タイトルから始まることには変わりませんが、説明で終わるか結論で終わるかで異なります。

スライドの最後に結論が登場するので、聞き手は最後まで結論が分かりません。このような構成はドラマや物語で見かけますね。

このスタイルの場合、次のようにプレゼンが進みます。

それでは、★★★★について発表いたします。
★★★★とは◎◎◎◎を****にする++++です。
これはデータからも分かります。
つまり、★★★★を▼▼▼▼にすると△△△△になるということです。

最後に結論が登場することで、一般的な物語と同じ流れになります。これにより、聞き手は起承転結の順序よくプレゼンを聞くことができるので、ストーリーに引き込まれます。



❏ どちらもOK

実は、キーメッセージを上に配置するか下に配置するかの2択では正解がありません。つまり、上か下のどっちにキーメッセージを配置してもOKということです。

しかし、キーメッセージを配置する場所で聞き手が受けるプレゼンの印象は異なります

結論から伝えたいのか、根拠や理由を知った上で結論を知ってほしいのか……と目指すスタイルに応じて配置しましょう。

プレゼンの途中でスタイルを変更するのはダメです。序盤では根拠から話していたのに終盤で結論から話し始めるとなると、プレゼンの内容に強弱や起伏が生まれてしまい、混乱してしまうことがあります。

なので、最初に決めたスタイルは最後まで維持し続けるようにしましょう。であれば、上や下のどちらにキーメッセージを配置してもOKというこです。

それでは、今日から意識してキーメッセージを配置していきましょう!


よろしければ、Rkunのサポートをお願いいたします。いただいたサポートは今後の活動費として活用させていただきます。