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【パワポデザイン】聞き手のための心遣い

これができればもっと良くなる! 聞き手のための心遣いを意識しよう。



❏ 心遣いできていますか?

あなたのスライドは“心遣い”ができていますか? 構成もデザインも完璧だけど、もう少しだけレベルアップできると感じるスライドに出会うことがあります。

「もう少しだけレベルアップする」が目標ならば、聞き手のための心遣いを意識してみると良いかもしれません。

ここでは、聞き手のための心遣いについて簡単にご紹介します。なお、ここで用いるスライドの内容は架空のものでダミーです。

それでは、最後までご覧ください。



❏ 【心遣い❶】白以外のスライド背景

標準の設定ではPowerPointを立ち上げると、白色背景のスライドが表示されます。このままスライドを作成してもよいのですが、ちょっとした心遣いとして背景色を白色以外にしてみましょう。

↑手直し前↑
↑手直し後↑

ここではカラーコード#F7F7F7にしました。

昨今は、スクリーン投影だけでなくパソコンのディスプレイでスライド資料を見る機会が増えました。これは、テレワークやオンラインミーティングの機会が増えたことが理由だと思います。

パソコンのディスプレイなどでスライド資料を見るときに白色背景だと白の主張が強いため、目が疲れやすくなってしまいます

少しでも目の負担を軽減させるために、カラーコード#FFFFFFの真っ白からグレー系にしてみましょう。濃いグレーではなく、薄いグレーですよ

このように背景色を真っ白にしないことは、Webデザインの世界ではよくあることだそうです。実際に、有名なニュースサイトでは真っ白ではなく薄いグレーを背景色として使っているそうです



❏ 【心遣い❷】黒以外の文字色

これは心遣い❶に関連することです。真っ白&真っ黒というのは、標準の色の組み合わせです。コピー用紙は白色が多いですし、ボールペンも黒インクが多いです。

白&黒というは標準なのですが、両者のコントラストが強すぎると目が疲れやすくなってしまいます

そこで、白&黒の両者のコントラストを少し弱めてあげましょう

ここでは、グレー系の背景にあわせてグレー系の文字にします。薄いグレー背景&濃いグレー文字という組み合わせです。

↑文字色を濃いグレーにする↑

少しの変化ですが、コントラストが弱まったことが分かりますか? ちょっとしたことですが、このようにすることで目の負担を軽減することができます。



❏ 【心遣い❸】見やすいフォントサイズ

実はフォントサイズも心遣いが必要なことがあります。フォントサイズは大きすぎると圧迫感を与えます。一方で、フォントサイズが小さすぎると何が書いてあるか分かりません。

極端に大きい・極端に小さいフォントサイズは控えましょう。そこで、見やすいと感じるフォントサイズを紹介します。

ズバリ、
24pt~60ptです。

24pt~60ptのフォントサイズが見やすいと感じますが、必ずしも24ptや60ptにするというわけではありません。スライド全体のバランスや雰囲気を意識しつつフォントサイズを調整してあげましょう。

↑タイトル40pt・本文28pt・脚注24pt

たとえば、タイトルなら40pt~60pt、本文なら28pt~36pt、脚注なら24pt以下にすると良いかもしれません。

↑タイトル28pt+装飾・本文28pt・脚注20pt

ただ、スライドのバランスや雰囲気を考慮するとこれ限りではありません。タイトルを28pt、本文を28pt、脚注を20ptに“あえて”したほうが良いこともありますし、装飾を加えたほうが良いこともあります。



❏ まとめ

いかがでしたか? 「もう十分イイよ!」というスライドを「あと少しだけレベルアップ」したいときに聞き手のための心遣いを意識すると良いです。

ちょっとした心遣いですが、この有無によってスライドの印象が変わります。ぜひ、意識してみてください。



補足
記事内の表現は分かりやすくするために“やや大げさな表現”になっていることもあります。ご了承ください。

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