目力の強弱と良し悪し
僕の兄は目力が強い。
もう、それはそれは強い。
目力の強さにもいろいろあると思うが、兄のそれは阿部寛のような威圧感のあるものだと思う。
加えて、その他のパーツやがっしりとした体つきなど、諸々の要素が相まって、見てくれはかなり怖い。身長は180cm弱のはずだが、もっとデカく感じる。
たとえるなら、プロレスの橋本大地選手に似ている。
対して、弟の僕はというと、目力はあまりない。
似ている(と言われる)著名人である体操の橋本大輝選手の顔をベースに考えると、目力が強いわけではないことがおわかりいただけるだろう。
橋本大地似の兄と橋本大輝似の弟って。たとえなのに名前似すぎだろ。
あ、実物のアルロンはこんなに爽やかではないです。
ビジュアルも、兄とは全然似ていない。「本当に兄弟か?」と自分でも思うくらい似ていない。
兄に比べると、僕は細身かつ小柄で、威圧感は皆無。なんか自分で書いててちょっと悲しい。
しかし、どちらが良いか、どちらが悪いかという話にはならない。
結論、どちらも一長一短なのである。
目力強い派から考えてみる。
先ほども述べたように、目力が強いと威圧感が出る。
ということは、周囲の人が怖気づきやすい。
そうなると、良くも悪くも近づく人が減るだろう。
また、これは兄自身が話していたことだが、どんなに優しい言い方をしても“怒られている”という気持ちにさせてしまうようだ。
たとえば子どもに何か言ったとき、本人は別に怒っているわけではないのに、子どもにしてみれば叱責されているかのように感じてしまうらしい。
目力弱い派はどうだろうか。
僕の経験則で言えば、話を受け止めてもらいやすいと思う。
もちろん話し方や所作の影響もあるのだろうが、『目力が弱い=優しそう』みたいなイメージが大きいのではないだろうか。
あとは、話しかけられやすい気もする。
これも目力だけのものではないと思うが、目力が強い人に話しかけようと思うとけっこう勇気がいる。
だからやっぱり目力が弱くて穏やかそうな人のところに行きがちではないだろうか。
逆も然りで、話しかけられやすいということは、ナメられやすいとも言える。
こちらが下手に出ていると思って、オラオラな態度をとる人をどれだけ見てきたことか。あーあ、嫌な記憶を思い出しちゃったよ。
つまるところ、目力が強かろうが弱かろうが、ないものねだりでしかない。
仕事や役割によって有利不利はあれど、自由に変えられる要素ではないのだから、そこは諦めるか工夫するかしなければならないだろう。
だから、目力で悩むのはもうやめにしよう。
ところで、先日我が家に兄がやってきたとき、相変わらずの目力に内心ビビッてた話でもする?
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