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秋らしい休日の午後がなんかいい感じ

秋。フォール。オータム。

なぜ「秋」を英訳すると「fall」と「autumn」の2つになるのか。
この2つはどう違うのか。
調べてみると、「fall」はアメリカ英語、「autumn」はイギリス英語らしい。へぇ。

これ以上は掘り下げないので、もっと知りたい人は自分で調べるように。



今日はなんかいい感じの一日だった。
「なんかいい感じ」が表現として非常にフワッフワしてるので、これだけでは全然伝わんないと思う。まぁ慌てるでない。


朝は平日と同じ7時30分に起床。
いつものようにPokémonSleepのアラームを止め、リサーチ報告を済ませる。おっと、ポケサブレをあげるのも忘れずに。
朝ごはんとプロテインもしっかり摂取し、サンデーモーニングの視聴も怠らない。

ニチアサのルーティンは完了。さぁ、今日はなにをしよう。


・・・


暇だなぁ。

フリーランスなので別に仕事をしたっていいんだけどねぇ。「貧乏暇なしなんだから、稼げるときに稼いどけよ」と思わなくもないし。
しかし、体は正直である。月曜から金曜までがんばって働けば、そりゃあ体力だって消耗するだろう。土日くらい休んだってバチは当たるまい。

とはいえ、暇を持て余すのもいかがなものか。掃除やらなんやらしてたら、もう昼を過ぎてしまった。とりあえず昼食を。


窓の外に目をやった。
今日は久しぶりに晴れ晴れとした空が見える。天気予報では、雨が降る確率はほとんどない。

よし、散歩に行こう。



10月も、相変わらず空は青い。

気温はちょうどいい。日は出ているが、暑くはない。

さらりと秋風が流れている。冷たすぎないので心地がよく、微かに秋の香りを運んでいる。

アスファルトに擦れる靴音、すれ違う車のエンジン音、子どもの笑い声。景色を彩る旋律に、喧騒と呼べるほどの騒がしさはない。

母校のグラウンドに沿って歩く。
中学校のテニスコートは、人っ子一人いない。日曜日だし、時間帯的に部活もやっていないのだろう。
すぐ近くの小学校では、グラウンドを駆ける男の子と、それを笑って見守る両親と思しき二人がいる。どちらも楽しそうだ。

ああ、なんかいい感じ。


あてもなく彷徨う。
なんとなく、本屋に入ってみた。入ってすぐにティッシュ配りのお兄さんからティッシュを受け取る。「中に紙が入っているので、裏面を見てください」と言われたのでそのとおりにしてみると、「優勝」と書かれていた。

「おめでとうございます!あちらで賞品をお渡ししています!」

優勝?なんの?エントリーした覚えはないのだが。

案内されるままに進むと、別のお兄さんからお菓子をもらった。え、やったぁ。
まぁ、その後「スマホのアンケートにご協力ください」とかで2分くらいお話をすることになったわけだが。返報性の原理を用いた巧妙なテクニックだが、こっちに損はないのでなんら問題はない。暇だし。

それから店内をぶらぶら回り、面白そうな本や来年のカレンダーなんかを品定めするが、散歩中なので財布は持ってきていない。結局、なにも買わず(買えず)店を出た。


帰りは違う道を選んでみた。
中学校を横切るときは、往路と反対側の道。野球部員たちが練習に精を出している。僕のほうにボールを投げてくれるなよ。怖いから。

小学校の頃よく遊んだ公園は、遊具や物置が新調されていたものの、東屋や謎の石碑みたいなものは健在だった。東屋は老朽化しているのか、「使用禁止」の看板とともに周囲がトラロープで塞がれていた。

同級生や先輩の実家もけっこう覚えている。なかには、外壁の色が変わって面影を感じないものもあったが。

さて、家に帰ろうか。



生まれ育った地を改めて巡った。

変わったものもあるし、変わっていないものもある。
少し寂しい感じがしないでもない。

しかし、故郷はどこ吹く風で、今日も一日を終わろうとしている。

それもまた、なんかいい感じ。


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