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卑怯な奴ほど面白い

本を読んだりnoteを眺めていたりしていると、面白い作品に出会うなんてのはままあることだ。読書は、勉強にもエンタメにもなる最強の趣味かもしれない。人類よ、本を読め。

ところで、“面白い”作品というのはかなり曖昧な表現である。思わず笑ってしまう可笑しいものも、考え方が非常に興味深いものも、どちらも“面白い”のだから。funnyかinterestingかの違いだ。

いずれの“面白い”にしても、共通して思ったことがある。

卑怯な人ほど“面白い”ものをつくるよなぁ、と。もちろん良い意味でね。

以下、持論になるので、話半分で読んでいただきたい。


そもそも「卑怯」という言葉は、どういう意味なのだろうか。「卑怯 意味」でググってみた。

卑怯:勇気がなく臆病なこと。また、振舞いが正々堂々としていなくて、いやしいこと。

Oxford Languages曰く

認知していた意味とだいたい同じ。強いて言えば、なんか「汚い手を使う者」みたいな印象だったけれど、「臆病」が根本にあるのか。

卑怯な人というのは、だいたい頭が良い。正々堂々とやって勝ち目がないと思ったら、頭を使って良い方法を考えるので、頭が良いことは卑怯者の必要条件だと言える。

“頭が良い”もかなり漠然としているが、ここでは勉強や学業成績云々ではなく、「知恵を振り絞ったりあれこれ考えたりすることができる人」と言い換えられるか。「悪知恵が働く人」も当てはまりそう。


そして、頭が良い人は、funnyでもinterestingでも、人に「面白い」と思わせる能力に長けている。

たとえば、発言一つで笑わせたり、簡単な説明だけで納得させられたりするのは、頭が良くないとできない芸当だろう。
また、話す内容もさることながらテンポやタイミング、言葉選びなどを瞬間的に判断し、最善手を打っている。
そういう風に頭を使える人は面白い、と僕は思う。


まとめると、

  1. 卑怯な人は頭が良い

  2. 頭が良い人は面白い

  3. 卑怯な人は面白い

という三段論法が成立する。


なんだか「卑怯」という言葉のマイナスイメージが薄れた気がする。

面白いんだったら、卑怯でもいいじゃん。高潔な人を否定する気はないし、それはそれで素晴らしいことだ。けれど、高潔や実直、正々堂々だけが人の生き方じゃないもんね。

陽があれば陰があるように、高潔な人がいれば卑怯な人もいる。どちらが正しいとかではない。
キラキラしている人に注目しがちだけれど、陰のある人だってとっても魅力的ではないか。

陰キャだなんだとdisられようが、陰には陰の良さがある。そういうことにして、今日も僕は卑怯者として生きている。


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