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誰かの痛みを受け止めるには

突然だが、私はHSPだ。 HSPとは簡単に言うと人の気持ちが分かりすぎてしまう、すごく周りに敏感、そんな性格に名付けられる。 人の気持ちがわかるなんて便利!と、思うかもしれないけれど、実は全然便利じゃない。 細かく言えば、相手の全ての気持ちがわかるのではなくて、相手から読み取れた感情を諸に受けて食らってしまうのだ。 例えば怪我の話。 よく、酷い怪我をした時の話をする人がいる。何針縫っただとか、骨が折れただとか、息ができなかっただとか。 それを全部自分が体験したかの

    • 友達が好きでいてくれる幸せ。

      私には友達が沢山いる。 それは学校じゃなくて、ネットに。 言語が違えども、住んでいるところが遠くても、 繋がれるし、仲良くもなれる。 それはすごいことだと思う。 だから私は誰よりも友達のことが大好きだし、手離したくない。 でも時々、思う。 全員がいなくなってしまったら、 みんな私のことを面倒臭い、 嫌いだと、 指を指すんじゃないかと。 そうすると涙が止まらなくなる。 どうしようもなくなってしまう。 一人で夜、うずくまって部屋で泣く。 なんでこんなこ

      • 彼との幸せを彼なしでも。

        __小さな幸せ 私は小さい頃からそれを見つけるのが下手くそだった。 気づけば文句ばっかりで、悪いことばかり数えて、 今日はあんなことを言われた、今日はこんなに大変だった、私は可哀想だ、大変だ、 ずっとそうやって生きてきた。 それが良くないことは自分が1番わかってるし、 幸せを自分が1番見つけたかった。 悪い事。嫌だった事。全部全部、忘れたかった。 いつからか、それは私の存在意義を自身に問うものへと変わっていった。 消えたい。 ずっと、誰の記憶にも残らずにそう

        • 防弾少年団とナムジュンと私。

          防弾少年団。bts。 最初その言葉を聞いた時は、なんか韓国のでしょ?なんか問題起こしてなかったっけ?何がいいの? なんて思った。 今思えばそれを言っている自分をかっこよく思っていたのかもしれない。 彼らの音楽を聴いて、耳をすませて、知らない言葉の意味を探して、 彼らのおかげで嫌いだった雨も、夏の暑さも、冬の寒さも、秋の寂しさも、春の残酷さも、愛せるようになって、それを見て彼らのことを思い出して幸せな気持ちになって。 私は、昔の私なんかよりずっと、ずっと大人になった

        誰かの痛みを受け止めるには