映画レビューをしよう!(ザ・フライ編)

キャッチコピーは超煽るけど、まぁ怖いっちゃ怖いくらい

作品紹介

・あらすじ

物質転送機「テレポッド」を開発中の天才科学者の男。科学雑誌編集者の女性と恋仲になるが、発表前の研究を記事にした彼女の元恋人に対しての怒りから自ら実験台となり、転送を行う。すると徐々に彼の体に異常が出始め、テレポッドに紛れ込んだハエと遺伝子レベルで融合していたことが判明する。
(ググッたら最初に出たやつです。多分ウィキペディア)
このあらすじや作品名自体はわりかし有名なんじゃないでしょうか。SF要素も当然ありますが、一人の女性をめぐる痴情のもつれで展開するストーリーでした。

・キャストとか
 監督:デヴィット・クローネンバーグ
 主演:ジェフ・ゴールドブラム
 ヒロイン:ジーナ・デイヴィス
 etc……

評点

75/100
※評価基準
100:人生のベスト10レベル
90  :年間ベスト3レベル
80  :人に勧められるレベル
70  :長所は認められるレベル
60  :最低限の合格点

見たいもの見せてくれてありがとう!って感じの作品です。期待を下回ることもなく、とはいえ大きく上回ることもないけどちゃんと楽しめる作品。マック食べに行ってビッグマックのセットを食べたような満足感。
役者も申し分なしでドラマパートもすんなり入ってくる。特撮技術も良好。いい作品でした。

良かったところ

・クリーチャーのデザインがしっかり気持ち悪い! これを見に来てるわけですからね! 変異の過程がじっくり描かれているおかげで、しっかりそのキモさを堪能できます。
・キャラクターの印象の変化を楽しめます。主役の印象も(そもそも人じゃなくなってきてるからそりゃそうなんだけど)かなり変わっていきますし、特に編集長の男の印象の変遷が好き。
・意外と男女男感のもつれがしっかり描かれていました。ドロドロ過ぎないけどちょっと気持ちのぶつかり合う感じ。

良くなかったところ

・やっぱクリーチャーがキモいなあとか思いながら見てたけど、ヒロインの見た悪夢の出産のシーンは超絶キモくてビビった。
・こう言うと申し訳ないけど、そこまで全体を通して大きく感情を揺さぶられることがなかった。マイナスのめちゃめちゃデカい展開がなかったとも言えますね。

総評

・のんびり見るには悪くない、90年代の特撮技巧の詰まったSF映画です。元の話が有名だけど、そこか、一捻りあるのでストーリーは分かりきって退屈ということはなかったです。
たまにはアメリカの着ぐるみクリーチャーが見たいなぁという気分のときにぜひ。

お読みくださりありがとうございました。

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