【waterweed x Fair Do’s x Manchester Punk Festival インタビュー】

来日前、Fair Do’sに日本で共演してみたいバンドは?と尋ねると、「waterweed!」と即答。waterweedは先にツアーが決まっていましたが、その忙しいスケジュールの中で、横浜公演に出演していただき、共演が叶いました! せっかくの機会なので、彼らに加え、イギリス/マンチェスターの大規模フェス「Manchester Punk Festival」のイベントオーガナイザーTreeを迎えインタビューを行いました。

【アンサー】
(Danny) : Fair Do’sのボーカル/ギター。
(Tree) : Manchester Punk Festivalのイベントオーガナイザー
(Ohga) : waterweedのボーカル/ベース。

【インタビュアー】
Waki (RNR TOURS)

*撮影 : Yousuke (RNR TOURS)

▶︎今日はFair Do’s Japan Tour 2019 3日目の横浜公演がちょうど終わったところですね。今回が初めてのジャパンツアーですが、ツアーは順調ですか?

▷(Danny) すべてが信じられないくらい順調にいっていますよ! このツアーはRNR TOURSと一緒に何年も掛けて準備してきて、やっと日本に来れたんだなというのが信じられません。ステージでギターを弾いて歌いながら、「おいおい、俺は今日本でライブしてるぞ!」と自分自身とても興奮しています。まだツアーは折り返しですが、母国から遠く離れた日本で僕らの歌を一緒に歌ってくれる人がいることが本当に嬉しいです。

▶︎ニューアルバム『Leopards』をチェックしてツアーに遊びに来てくれるファンも多いですよね。バンドにとってデビューアルバムとなる本作を発表してから、どんなリアクションがありましたか?

▷(Danny) 僕らのニューアルバム『Leopards』はWakiも知っている通り、DarkoのRobが運営するレーベルLockjaw Recordsからリリースされて、素晴らしいサポートを受けてセールスも好調ですよ。確かレーベル在庫がもうないから、セカンドプレスをするかしないかなんて話も出ているくらい。イギリスでも『Leopards』をチェックしてライブに遊びに来ている人もいるけど、まさか日本で僕らの新曲をシンガロングしてくれるとは思ってなかったから、びっくりしています。

日本に来る前に、DarkoやPMX、The Human Projectといったバンドからジャパンツアーについて話を聞いたんですが、それは本当にワクワクするものだったし、私の兄であるAndyも「迷わず日本にはいくべき、素晴らしいファンに出会うことができるよ!」と後押しされた事もあり、それが本当なんだなと信じられました。そういえば、BelvedereのSteveさんからもメッセージが来て、僕らが日本に行く事を喜んでくれたし、人生を変えるような特別な体験が出来るよ!と話してくれましたよ! 実際、それが本当だったという事は僕らの楽しそうな姿を見れば、分かってもらえますよね笑

▶︎Fair Do’sはイギリスのマンチェスターという街の出身ですが、メロディックパンクシーンの状況はどうですか?

▷(Danny) : マンチェスターのパンクシーンはサブジャンル毎に細かく分かれていて、それらが混じり合う事はなかなかないのと、ヨーロッパ中のメロディックパンクバンドがツアーで訪れるから、マンチェスターがどうか、という質問はけっこう難しいですね…すいません。ただ、今回ジャパンツアーに帯同してくれている僕らの友人、TreeはManchester Punk Festivalという大規模なパンクフェスのオーガナイザーで、その日だけは街に様々なタイプのパンクスが集まるんですよ。

▶︎Treeは日本に来たいと思っていたのですか?

▷(Tree) : 日本に行ってみたいなというのは漠然と、それこそ20年以上思い続けてきた事でした。ヨーロッパの人にとって、日本に行く事は誰もが考えるひとつの旅行のアイデアですからね。Main Line 10やDead Neckと会う機会があって、RNR TOURSの事を聞いたのもFair Do’sと一緒に行ってみようと思ったキッカケのひとつですね。イギリスとはまったく違う食文化、人々の姿、歴史を感じることが出来てとても楽しいですよ!

▶︎Treeは昨年、Manchester Punk Festivalにwaterweedをブッキングしていましたが、それはどのような経緯でしたか?また、waterweedのライブにイギリスのパンクスはどのような反応をしていましたか?

▷(Tree) : このフェスをブッキングしている時、いつか日本のバンドをブッキングしてみたいと長年思っていました。THE MAD CAPSULE MARKETSやFACTといった日本のバンドは好きで良く聴いていましたし、日本のバンドというだけで、どこか特別な感覚がありますからね。ブッキングをしている時、様々なアーティストからwaterweedの名前を聞いて興味を持っていました。たしか、Dead NeckのAndyに大賀のメールアドレスをもらって、連絡したのが始まり。そこからはとんとん拍子に話が進んでいきました。Lockjaw RecordsのRobにも協力してもらえたおかげで、waterweedをブッキングする事に成功しました。

Manchester Punk Festivalが終わった後も、イギリスのあちこちの会場で、waterweedの名前を聞きますよ。僕にとっても彼らは特別なバンドのひとつ。フェスは何日間にも分かれていて、waterweedが出た日はDeath By Stereoなんかも出ていた。他の日にはPropagandhiだったりも出てて、waterweedのメンバーも楽しんでくれたんじゃないかな?マンチェスターのパンクファンにとって日本のバンドを観る、聴く良いキッカケになったし、またwaterweedを、日本のバンドをブッキング出来たら嬉しいですね。日本のバンドにも特別な時間を与えられるように、これからもフェスの運営を頑張ります! いろんな国のパンクバンドを観る機会を作るという意味で、このフェスは私にとっても大切なものです。

▶︎waterweedの皆さんにとって、Manchester Punk Festivalはどのような体験でしたか?

▷(Ohga) : 非常にクレイジーな体験でした。Treeも言っていましたが、僕らはDeath By Stereoと同じ日に出演させて頂き、別の日にはPropagandhiを観たり出来てとても楽しかったです。街に様々なタイプのパンクスが溢れかえっている光景も面白かったですね。

僕らのライブには、「今日は日本のバンドが出るらしい」という噂を聞いて見てくれた人も多かったみたいで、Death By Stereoのファンも見てくれました。ライブ後には本当にたくさんのファンに声を掛けてもらえて、なんだかロックスターになったような気分でしたね! 物販に行列が出来て、本当に信じられなかった。このツアーを手伝ってくれたDarko/Lockjaw RecordsのRobがその光景を見て嬉しそうにしているのも印象的で、感動しましたね。

▶︎イギリスのバンドとして、本国でプレイするのと、日本でするのと何か違いを感じますか?

▷(Danny) : 日本のオーディエンスはファンとして非常に優れているように感じますよ。彼らの前でプレイする事をバンド人生のひとつの目標にしてもいいくらいだと思います。

(Tree) : イギリスでは、プロモーターや共演バンドがツアー先で「僕らの街に来てくれてありがとう〜」なんて話しかけてくれる事はあっても、お客さんが声を掛けてくれることはあまりないから、「日本に来てくれてありがとう」と声を掛けてくれるファンには驚いたし、とても嬉しかったよ。

▶︎waterweedのみなさんはどうですか?

▷(Ohga) : ヨーロッパのお客さんは、良い意味で音楽を体で楽しんでいるなという印象がありますね。もちろんコアなファンもいますが、ライブが良ければ盛り上がれるというのが羨ましいなと感じましたね。ヨーロッパでプレイしてお客さんと交流する時はまさにユナイトしている感じというか、感じたことのない一体感がありましたね。

▶︎Manchester Punk Festivalに出演してみたいという日本のバンドもたくさん出てくると思います。今後の展望や、日本のバンドにメッセージがあれば教えてください。

▷(Tree) : 今年はもっと大規模に、ステージを増やしたりしてみたいと思っています。招集するバンドももっと大きくできたら面白いなと思いますね。毎年いろんな挑戦をしていきたいと思っています。

▶︎Fair Do’sは、イギリス出身のバンドとして、同郷のバンド達に日本へ行く事をオススメしたいと思いますか?

▷(Danny) : もちろんです! 考える必要はない。日本に行きたいと思ったら行くべきです。RNR TOURSがサポートしてくれると思うし、人生を変える経験になると思いますよ。Death By Stereoとツアーした時、イギリスで最も有名なツアーマネージャーと一緒に仕事をしましたが、RNR TOURSは彼らよりも素晴らしいツアーチームだと思いますよ。僕らはインターネットで日本のファンと長年交流していましたが、彼らと対面出来るのも、良い体験です。日本にはコアなファンがいますから、彼らに向けてプロモーションする事も大事だと思いますね。小さい事から少しずつやってみてほしい、必ず良い体験ができますから。

▶︎waterweedの皆さんは、これから海外に行ってみたいと思っているバンドに何かメッセージはありますか?

▷(Ohga) : とにかくまずは行ってみたらいいと思います。たくさんの失敗や厳しいと感じること、うまくいかない事ばかりでくじけそうになる事も多いけど、それを一発食らって、経験してバンドの、人生の糧になることは間違いありません。誰も自分たちの事を知らない、言葉が通じない人たちの前でライブをするという事から得られるものは必ずありますし、今後のバンド活動に大きなメリットがあります。様々な壁を乗り越え、海外のお客さんを自分たちの音楽で踊らせる事の喜びは計り知れないですからね。とにかく、まずは行ってみてほしい!

▶︎みなさんお疲れのところ、インタビューに答えて頂きありがとうございました!


(Danny) : こちらこそ、waterweedと一緒にインタビュー出来て嬉しいよ!

(Ohga) : 僕らもだよ! またManchester Punk Festivalに出演したいし、日本のバンドとして初めて出演できた事は今でも誇りに思います! Fair Do'sともまたイギリスで一緒にライブしたいね。

(Danny) : 必ず叶えよう!

(Tree) : 2020年にまたオファーするよ! その時は別の日本のバンドも一緒に連れてきてほしいな!

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