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機窓:空撮:平野一面を水浸しにする水田耕作(千葉県上空)

NH812, HKG-NRT, A席 2019.05.06

香港からの帰国の飛行機、成田空港への着陸に向けて徐々に高度が下がり始めた。地上の風景がだんだん大きく、詳細に見えてくる。
ところが、何かおかしい。平野という平野が水浸しになっているのだ。

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利根川に沿った低平地は、まるで川が氾濫したかのような光景になっている。

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水田は、台地の中に入り組んだ谷(谷戸やと谷津やつ)の中にも隙間なく拓かれている。そうした田んぼ、一枚一枚に水が行き渡っている。

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米を作るという一点において、日本人ほど勤勉な民族はなかった。その勤勉さは、春の一時期、彼らが住む弧状列島を水浸しにしてしまうほど、徹底していた。


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