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東京オリンピック・パラリンピック2020道路標識 その2

東京オリンピック・パラリンピック2020を道路標識の観点から考える!
【前回の記事】

2021年7月19日より「オリンピック・モード」の運用が開始され、Tokyo 2020 専用・優先レーンの設置、首都高の1,000円値上げをはじめとする各種規制が適用された。この記事では新しく供用が開始された道路標識を見ていくことにする。

TOKYO2020専用レーン

前週までは白いカバーを被っていた道路標識。

画像1場所: 東京都江東区 環2通り

このようになった。ここはゆりかもめの市場前駅から有明テニスの森駅に向かう途中の環2通り南行き。専用レーンの標識が設置されているが、コスト削減の中で珍しいオーバーハング型。おそらく環2通りだけ!?しかも本標識と補助標識が一体となっている。

画像2場所: 東京都江東区 環2通り 市場前駅付近

一方、環2通り北行きの始まりである有明駅付近には、オーバーハング型で本標識と補助標識が分かれたものが設置されていた。また、この本標識は複数の通行帯を記載せず一番左の専用レーンの真上に設置されている。

キャプチャ場所: 東京都江東区 環2通り 有明駅付近

他のものは既存の道路照明灯、電柱、信号機、オーバーハング型道路標識の支柱に添架されているものが多い。

画像3場所: 東京都江東区 環2通り

ちなみにこの標識、どの車線が専用レーンになっているかでバリエーションが存在する。いままでのものは3車線のうち一番右が専用レーンになっている場合。

反対側は一番左の車線が専用レーンとなっているので、以下のような標識となる。

画像4場所: 東京都江東区 環2通り

TOKYO2020優先レーン

TOKYO2020優先レーンの道路標識も、前週までは白いベールに覆われていたが、解禁された。道路上に示されているピンクの点線が、TOKYO2020優先レーンの道路標示である。

画像13場所: 東京都江東区 清洲橋通り

専用レーンの場合は、重要な施設のすぐ近くに設置されているためか、規制時間の制限がなかったが、優先レーンは広い地域に展開されているため、規制時間に制限があることがほとんどのようだ。

画像12場所: 東京都江東区 清洲橋通り

画像11場所: 東京都江東区 清洲橋通り

画像14場所: 東京都千代田区 日比谷通り

優先レーンは車線の一番左にあることが多いのか、右側にあるパターンは見つけられなかった。

ちなみに、警察庁のサイトによると、専用レーン・優先レーンは以下の場所で設置されている。優先レーンが一番左になりのは唯一、臨港道路であるとのこと。

画像16出典: 警察庁Webサイト

駐停車禁止

大会関係車両の通行をスムーズにするため、大会ルートにあたる道路には駐車禁止、駐停車禁止などの規制が期間限定で行われる。特に駐停車禁止の場合は期間や時間帯の指定が明示されている。

画像5場所: 東京都江東区 環2通り

ちょっといびつなダルマ型。下が元からあり、上が今回足された標識。

補助標識の内容は、地域によって特徴がある。

画像6場所: 東京都千代田区 日比谷通り

画像7場所: 東京都江東区 清洲橋通り

指定方向外進行禁止・車両通行止め

大会期間中限定ということが補助標識に明記された規制標識が、新たに白いベールを剥がされた。

画像8場所: 東京都中央区 晴海通り

画像9場所: 東京都江東区

画像10場所: 東京都江東区

画像15場所: 東京都江東区

画像17場所: 東京都江東区

このように、東京オリンピック・パラリンピック2020関係の交通標識と言っても、実にさまざまなバリエーションがあることに気づく。色々なバリエーションを見つけて楽しんでみよう。


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