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新しいコトバとか名前とか

みうらじゅんさんが好きだ。

言わずと知れた「マイブーム」
という言葉の生みの親である。

「マイブーム」って単なる言葉なんだよね。
でもその言葉が広まったことで
「自分だけ好きなことがあってもいい。」って概念をみんなが共有したんだ。

「マイブーム」ってもう新しいコトバでもないけど、たまたま思いついたから説明した。

言葉には存在を認める力があるってことをね。

私が言いたいのはここから。

新しい病気の名前ここ最近めっちゃ増えてない?
病気までも行かなくてもなんとかシンドロームとかさ。
あとなんとかハラスメント。

これって危険な香りがする。
もちろん診断名ついて安心する人もいるし、治療方法が研究されやすくなったりもする。

けどね。たぶん名前ができる前からあったんだよ。その現象は。
そして名前つけても治療方法や改善法は今まで通りだったりする。
名前を与えることで、病気とか負の社会現象に逆に力を与えてない?

例えば「オーバードーズ」とかさ。なんか耳慣れない言葉に慣れてくると「オーバードーズ」って現象をもうみんな受け入れちゃうわけ。言葉を知らなきゃ、辛くてもそんな選択肢に辿り着かないってこともある。

本来は名前をつけるって神聖なことなはず。めったにできない素敵なこと。
例えばみんなが持ってる名前、誰かがつけてくれたんだよ。「あなたはこの世界に存在します。」って証明だよ。「こんなふうに生きてほしいなぁ。」って祈りを込めてね。

できたら素晴らしいことにもたくさん名前がつくといいなぁ!

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