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【日本ワイン‘’ココ・ファーム・ワイナリー‘’ ワイナリー情報】

2017/6/6

〒326-0061
栃木県 足利市 田島町 611

戦後1950年代、当時のこころみ学園長 川田昇氏により開墾されたこの畑で、こころみ学園の生徒達の体力づくりの一貫として育てられていたのは、実はブドウでなく地に育つ野菜。

自社畑は圧巻の、平均斜度38°。標高200m。

ところが、雑草抜きで生徒に渡した鎌で間違えて野菜も抜いてしまう…
そんなことに悩み、始めたのは棚式のブドウ栽培。
これなら間違えて抜いてしまうこともなく、子供たちも甘いブドウを食べて喜んだ。

食糧供給が安定してきた1960年代後半、市場価格に左右されないワイン造りを思い立つ。
1980年 ココ・ファーム・ワイナリー創立。
初めてのワインが造られたのは1984年。

水捌けがよく、南西向きの急傾斜畑は、ブドウ栽培に適する。

夏の猛暑に耐えうる、足利の地に合う品種を求めて出会ったブドウ品種。

ココファームのワインに通じる、自然にとけこむ心の優しさは、足利の土地に適合するブドウ品種の選定、そして野生酵母でこの土地の味わいを表現していること。

【ココファーム 甲州F.O.S】
甲州が持つ奥ゆかしい力強さを表現した、旨みワイン。
F.O.Sとは“Fermented on skins”(果皮の上で発酵)
甲州ブドウを赤ワイン、白ワイン両者の方法で醸し、ブレンド。

オレンジの花、様々な花咲き誇るお昼間のガーデン。
そこで食後のハーブティー、やさしく淹れた紅茶を楽しむひととき…
そんな穏やかな香り。
甲州ブドウの果実味にジンジャー。
柑橘の果肉と白い皮の狭間に潜む、大人のほろ苦さ。
美味しかった、あの玉ねぎのオリーブローストに合わせてゆっくり時間の変化を追いたくなる。

数年前から日本で注目を浴びる『オレンジワイン』
日本の代表的な甲州で、しっかり深みのある味わいを表現したかったと始めたのは2004年。

5月の照りつける陽射しを素直に背に受ける厳しい斜度の畑。
その畑を目の前に、そよ風吹き抜けるテラスでのカフェ、ワイナリーの雑貨たちは家族連れの週末を彩る。
ここ足利の地で、ワイナリーココファームの心穏やかなワインたちが生まれます。

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