2023年7月4日、スウェーデンのヘルシンボリ市は、スウェーデンのロボットソリューション提供会社Robot Minds社と地域の廃棄物管理会社Nordvästra Skånes Renhållnings（NSR）社と共同で、自動運転ロボットによるゴミ収集プロジェクトを2023年8月から2025年8月まで実施すると発表した。

同市は、同国のイノベーション機関Vinnovaから持続可能な交通システムのためのデジタル化、コネクテッド、シェアード・モビリティ・ソリューションの開発を推進するプログラム「Drive Sweden」を通じて280万クローネ（36,400千円、１クローネ＝13円で換算）の助成金を獲得。都市再生プロジェクト「H+ Urban Renewal」の下で推進されるこのプロジェクトは、通常のゴミ入れからゴミを収集し、集積所まで運ぶロボットと、そのソフトウェアを開発し、オーシャンハムネン（Oceanhamnen）地区で実際の条件下でテストを実施する。

テストの目的は、ロボットによるゴミ収集の実現可能性を探り、必要な技術とインフラを評価し、法律整備の必要性の有無、住民にとってのメリットとプロジェクトの経済性を検証すること。また、このテストは、次のステップでのゴミ収集以外の潜在的な用途を探るために、都市環境におけるサービスロボットの使用経験を集積することも目指す。

出典：
2023年7月4日付　ヘルシンボリ市Press Release（英語）
https://helsingborg-se.translate.goog/makingofasmartercity/helsingborgs-stad-far-pengar-fran-vinnova-for-att-testa-robotiserad-sophamtning/?_x_tr_sl=sv&_x_tr_tl=en&_x_tr_hl=ja　
2023年7月8日付　Robotics & Automation News（英語）
https://roboticsandautomationnews.com/2023/07/08/swedish-city-helsingborg-receives-258000-grant-to-test-robotic-garbage-collection/69965/