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米Nvidia社、人型ロボット用汎用基盤モデル「GR00T」他を発表

2024年3月18日、米Nvidia社は、人型ロボット用の汎用基盤モデル「GR00T」及びシステムオンチップ(SoC)「NVIDIA Thor」をベースにした人型ロボット用の新しいコンピューティングプラットフォーム「Jetson Thor」を発表した。

同社はこの発表と同時に、ロボティクス・プラットフォーム「NVIDIA Isaac™」の大幅なアップグレードを実施し、ジェネレーティブAI基盤モデルや、シミュレーションおよびAIワークフロー基盤を強化するツールなどを追加した。GR00Tは、Generalist Robot 00 Technologyの略で、自然言語を理解し、人間の動きを模倣し、協調性と器用さを迅速に学習して、効果的にナビゲートし、対話する能力を人型ロボットに与えるもの。性能とサイズを最適化したJetson Thorのモジュラー・アーキテクチャは、次世代GPU機能を統合して800テラフロップスのAI性能を実現し、GR00Tのような複雑な生成AIモデルの実行を容易にする。

同社の包括的なAIプラットフォームは、米1X Technologies社、米Agility Robotics社、米Boston Dynamics社など、人型ロボットの主要企業をサポートするように設計されている。これらの取り組みは、AI、シミュレーションツール、インフラストラクチャーの進歩を通じて、ロボットを日常生活に広く組み込むための重要なパートナーシップに焦点を当て、具現化されたAI技術による重要な課題に対処することも目指している

出典:
2024年3月18日付 NVIDA Press Release(英語)
https://nvidianews.nvidia.com/news/foundation-model-isaac-robotics-platform
2024年3月18日付 IEEE Spectrum(英語)
https://spectrum.ieee.org/nvidia-gr00t-ros